死人パワー継承ソウルライク『Deathbound』Steamにて新デモ版配信開始。スタジアムを新たな舞台に、亡者戦士たちの切り替えアクションを一足先に体験可能

 

Tate Multimediaは6月7日、『Deathbound』の新バージョンのデモ版をSteamにて配信開始したことを発表した。デモ版は日本語表示にも対応している。インディーゲームショーケース「Guerrilla Collective 2024 Showcase」内で発表された。

『Deathbound』は、ソウルライクアクションRPGだ。舞台となるのは、信仰と科学が入り混じる世界「Ziêminal」の大都市Akratya。プレイヤーは「死の教団(Church of Death)」の兵士として、Akratyaに潜む「生のカルト教団(Cult of Life)」を排除すべく戦いを繰り広げる。なお立ちはだかる敵たちには、死を受容するための「悲しみの五段階」がそれぞれ性質として反映されているという。

本作の主人公となるのは永遠なる命を求める研究によって生み出された兵士で、倒れ行く戦士から魂のようなエッセンスを吸収することができる。エッセンスを通して戦士たちの力や能力を継承することが可能。さまざまな戦士たちを自由に組み合わせて“パーティー”を構築し、シームレスに切り替えて彼らの能力や戦闘スタイルを用いて戦える。なお戦士たちの出自によって相性もあり、より良い組み合わせでバフを得たり、逆にデバフが生じたりするシステムも特徴。また、継承した戦士たちの能力を結集させたモーフストライクという強力な攻撃も可能だ。

本作は2023年8月の正式発表後、ダークな世界観と志半ばで倒れた戦士たちを切り替えながら戦う特徴的なゲームプレイがさっそく注目を集めていたようだ。2024年2月にはデモ版が配布され、Akratyaの下層街を舞台に本作のゲームプレイを体験することができた。また3月にはデモ版のアップデートでカポエイラの達人Mamdile Ogateのエッセンスが実装。そして今回、そのデモ版の新たなバージョンが配布されたかたちとなる。


今回配信された新デモ版は、新たな舞台である廃墟と化したスタジアムのような場所、Zehrimbal Stadiumを体験することができる。スタジアムの狭い通路や荒廃した部屋を駆け抜け、4人の“パーティー”を切り替えながらおぞましい敵と戦っていくことになる。また今回のデモ版では新たにUnbearable Beastと称されている敵も登場。四肢と牙から予測不能かつ残忍な攻撃を繰り出してくる凶悪な相手となっている。

本作を手がけるのはブラジルに拠点を置くTrialforge Studio。同スタジオにとって本作はSteam向けに開発する初の作品となる。前述の通り、本作は積極的にデモ版のリリースとバージョンアップ、およびフィードバックを受けての改善をおこなっているようだ。本作の動向に興味のある方は、ウィッシュリストに本作を追加しておくとよいだろう。

『Deathbound』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S向けに2024年内に発売予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応予定。