デベロッパーのMega Cat Studiosは6月7日、『Five Nights at Freddy’s: Into the Pit』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。Steamストアページによると、日本語表示に対応予定。
本作は、『Five Nights at Freddy’s』シリーズ最新作となる2D横スクロールアドベンチャーゲームだ。主人公のOswaldは自分の住む町や人生に飽き飽きしていたが、古びたピザ屋「Ball Pit」を探検したことで事態は一変。過去へとタイムスリップし、恐怖の五夜を生き抜くことを迫られる。
『Five Nights at Freddy’s』シリーズは、個人開発者Scott Cawthon氏が手がけ、2014年にリリースされたサバイバルホラーゲームだ。第1作においては、プレイヤーは奇妙な噂のあるピザレストランの夜警バイトとして恐怖の夜を生き残ることになった。一人称視点にて、画面内の要素をクリックして進行するポイント・アンド・クリックが基本となるゲームプレイが特徴。襲い来るのはレストランのマスコット、動物をモチーフにした機械「アニマトロニクス」たちだ。同シリーズは独特の世界観や実況プレイなどにより人気を博し、続編やスピンオフ、映画版が展開されている。
『Five Nights at Freddy’s: Into the Pit』はそんな同シリーズの最新作で、2D横スクロールアドベンチャーゲームとなる。本作においてOswaldは時代を行き来しながら手がかりを集めるそうで、謎解きをしながら攻略を進めていく。一方でOswaldを執拗に追いかけてくる脅威も存在するといい、逃げたり身を隠したりしながらやり過ごす必要があるとのこと。トレイラーを見るに、ウサギの姿をしたアニマトロニクスが相手になるようだ。
そうしてOswaldは五夜の中で過去の父親たちの命を救うことになるそうで、数十年にわたる秘密を暴く物語がマルチエンディングにて用意されているとのことだ。なお『Five Nights at Freddy’s』フランチャイズからは「Into the Pit」という小説も刊行されている。『Five Nights at Freddy’s: Into the Pit』は同作をベースにしているようで、登場人物、ウサギのアニマトロニクスなどの設定を引き継いでいる。
本作を手がけるのは米国・ピッツバーグに拠点を置くMega Cat Studios。実在プロレスラーが登場するファンタジーRPG『レッスルクエスト』などを手がけてきたスタジオだ。『Five Nights at Freddy’s: Into the Pit』でも同スタジオの得意とするピクセルアートでグラフィックが構築されており、これまで培われたノウハウが発揮されるのだろう。
ちなみに『Five Nights at Freddy’s: Into the Pit』については今年1月にトレイラーがリークされる事態となった。これを受けてシリーズの生みの親であるCawthon氏が「もう少し秘密にしておきたかったけど」としつつも同作の存在を認め、シリーズ10周年記念作品として長らく開発が進められてきたことを明かしていた。今回、Steamストアページや対応プラットフォームなども明かされ、正式発表となったかたちだ。
『Five Nights at Freddy’s: Into the Pit』は、PC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに発売予定だ。公式サイトが現地時間6月12日に公開予定となっている。