デベロッパーのKeen Gamesは6月6日、『Enshrouded~霧の王国~』に向けて大型アップデート「泥の旋律」を配信開始した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)。同アップデートでは新たなエリアが追加されたほか、クエスト進捗の管理がサーバーごとからプレイヤーごとに変更されるなど、さまざまな要素が追加・調整されている。
『Enshrouded~霧の王国~』はオープンワールド・サバイバルRPGだ。最大16人のマルチプレイに対応している。舞台となるのは、謎の霧・シュラウドの発生によって崩壊してしまったファンタジー世界だ。プレイヤーは滅びゆく種族の最後の希望、フレイムボーンとして大陸を冒険する。本作ではボクセルで構築された世界を自由に探索し、拠点を建築することができる。世界には危険な敵が数多くおり、王国崩壊の原因となったシュラウドもあちこちに存在する。冒険をして素材を集め、生存者を集めて拠点を発展。キャラクターを強化し、さらに冒険を続けていくのだ。
今回そんな本作に向けて、第二弾となる大型アップデート「泥の旋律」が配信開始された。アプデでは、まず新たなエリアとなるブラックマイアが追加されている。ブラックマイアはレベルウッドの北に存在。巨木が絡み合った高低差のあるマップで、低地部分は名前のとおり沼となっている。同地には遺跡も点在し、新クエストや素材、新種の敵や新たな挑戦などが待ち受けているとのこと。遺跡の奥には新たな生存者も存在しているようだ。
また同アプデではマルチプレイ関係についても調整が実施。これまではクエスト進捗の管理がサーバー単位であったところ、プレイヤーごとに管理するよう変更された。同変更は、開発元が追加を検討している要素に投票ができる公式掲示板・Enshrouded feedback boardにおいて、もっとも得票を集めていたトピックとのこと。さらにサーバー管理人の権限が拡張され、チェストの使用や拠点の建設などをユーザーグループごとの許可制にできるようになった。デフォルトの設定では、誰でも戦闘や探検などは通常通りおこなえるが、フレンド以外のプレイヤーはチェストを使ったり建設や解体をおこなったりできなくなっているという。
そのほか、本アプデでは楽器も追加。プレイヤーは楽器をクラフトし、単独あるいは近くのプレイヤーとセッションして演奏できるようになった。またいわゆる重ね着機能が追加され、防具の性能と見た目をそれぞれ別に選んで装着できるようになっている。さらに新たな武器種として、短剣の二刀流が追加。またクラス間のバランス調整も実施され、ほかのクラスと比較して魔法が少し強力すぎたとして魔法使いに下方修正が加えられた一方で、戦士・レンジャークラスが強化されている。ここまで紹介したほかにも多くの追加・調整がおこなわれているため、詳細については公式パッチノートを参照してほしい。
『Enshrouded~霧の王国~』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。