マルチ対応・廃孤児院ホラー『Lost Lullabies: The Orphanage Chronicles』正式発表。いわくつきの心霊孤児院を、除霊師やエンジニアたちが協力して探索

Pugsy Studiosは6月5日、『Lost Lullabies: The Orphanage Chronicles』を正式発表した。最大4人協力プレイ対応の除霊ホラーゲームだ。

デベロッパーのPugsy Studiosは6月5日、『Lost Lullabies: The Orphanage Chronicles』(以下、Lost Lullabies)を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページ表記によると、ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応する見込みで、2024年第3四半期に早期アクセス配信開始予定。

『Lost Lullabies』は、最大4人協力プレイ対応の除霊ホラーゲームだ。本作の舞台となるのは1980年のマサチューセッツ州ローウェルのとある孤児院。本作の開始時点で孤児院は1960年に発生した謎の火災によって既に廃墟と化している。当時から拷問や実験など暗い噂が取り巻く本施設を舞台に、プレイヤーはソロもしくはマルチにて孤児院に巣食う悪霊を退治し、施設に秘められた謎を解き明かしていくこととなる。

『Lost Lullabies』は、全4チャプター構成で孤児院の物語を紐解いていく。プレイヤーはプレイのたびに変化する孤児院内部を探索しヒントやアイテムを回収。パズルを解いていきながら、11体の霊体を除霊していくこととなる。出現する霊体は静かで大人しい者から、狂暴で攻撃的な者とさまざま。除霊の際は霊体にまつわる過去を解き明かしていく必要があるため、霊体の過去を通して孤児院の物語が解き明かされていくのかもしれない。

本作においてプレイヤーはゲームプレイを有利に進めるため、自身に「クラス」を設定することが可能。早期アクセス段階で本作に登場予定のクラスはHealer(ヒーラー)、Exorcist(エクソシスト)、Investigator(調査員)とEngineer(エンジニア)の4つだ。それぞれのクラスは異なる特性をもち、ゲームプレイにおいて違った役割を担うこととなる。


『Lost Lullabies』においてヒーラーは自身や仲間の正気度を回復させ、倒れた仲間を蘇生することが可能。エクソシストはパズルを解き、十字架と聖水をもち、除霊能力に長けている。調査員は特殊な道具をもち運び、霊の特定や霊の活発化度合いを調整する。そしてエンジニアは科学のチカラを使い、遠隔カメラやモニターを設置しながらパズルの解決に貢献することができるようだ。なお本作に登場するアイテムは10種類の通常アイテムと17種類のクラス専用アイテムに分かれており、クラス専用アイテムは味方に特定のクラスが居ないと使用することができないようだ。

本作においては音声インタラクション(Voice Interaction)もギミックのひとつとして組み込まれているようだ。特定の単語を発することで隠された扉を開いたり、秘密の仕掛けを作動させたりすることができるという。さらに霊も言葉に反応するそうで、喜んだり怒ったりといった反応を見せるとのこと。マイク入力かゲーム内音声かは明記されていないものの、本作の特徴のひとつとなりそうだ。


『Lost Lullabies』は、2024年第3四半期頃に早期アクセスにて配信予定とのこと。早期アクセス期間は8か月を予定しており、早期アクセス版では全4チャプター中の2チャプターと10体以上の霊体を実装するとしている。また正式版においては新たな霊や悪魔を追加予定だ。またコスメティックアイテムでキャラクターのカスタマイズ性も充実させていく予定とのこと。なお正式リリース時には値上げが予定されているそうだ。興味のある人は早期アクセス配信中にプレイしてみるのもいいだろう。

本作を手がけるのはトルコに拠点を置くPugsy Studios。本作は同スタジオにとって初開発のゲームとなるようだ。マルチプレイ要素など野心的な仕組みも盛り込まれており、続報にも注目したい。

『Lost Lullabies: The Orphanage Chronicles』は、PC(Steam)向けに2024年第3四半期に早期アクセス配信開始予定。ソロもしくは友人たちと孤児院に住まう悪霊たちを退治したいひとは、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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