元魔法使い宿屋経営シム『Magic Inn』正式発表。魔法界を追放された店主として宿を運営、便利な魔法・コネ・賄賂を駆使して富と人脈を築く

Purpledoor Studiosは6月1日、『Magic Inn』を正式発表した。魔法の宿屋を経営するライフシミュレーターゲームだ。

デベロッパーのPurpledoor Studiosは6月1日、『Magic Inn』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年第4四半期に早期アクセス配信開始予定。

『Magic Inn』は宿屋経営ライフシミュレーターゲームだ。舞台となるのは魔法の世界。主人公は、とある理由で追放された元魔法使いである。プレイヤーは宿屋の主人となり、ときに魔法使いに敵対的な視線と戦いながらお店を経営。世界初の魔法宿屋の店主として富と人脈を築いていく。


ゲームプレイでは、酒場兼宿屋であるお店を経営していくことになる。お店の運営にあたっては、提供する料理が重要になるという。食材を切ったり煮込んだりといった工程がミニゲーム形式で描かれるようだ。また主人公は元魔法使いであるため魔法が使用可能。公開された映像では、配膳や草木への水やりなどを、魔法を使っておこなっている様子が確認できる。魔法を駆使した、一風変わったお店の経営が楽しめそうだ。

また本作では、仕入などの交渉はカードゲーム形式でおこなわれるという。説得や脅迫などのカードを組み合わせることで、よい結果が引き出せるそうだ。よいデッキを組むことができれば大抵の相手と交渉を成立させることができ、よい関係を築くことができるという。さらにクエストなどを達成して友好関係を確立させれば、よい食材を提供してもらったり別の友人を紹介してもらえたりするそうだ。なにか困ったときは友だちに頼るとよいとのことで、人脈づくりが重要になってくるのだろう。


お店を「五つ星」の宿屋とするのも、本作の目標のひとつとなるとのこと。宿屋にはときどき格付け調査員が匿名で訪れ、評価を下すという。地元の農家からよい食材を求めたり、腕の良い料理人を雇ったりして料理のクオリティを上げれば、よい評価が得られるようだ。一方、評価に際してはちょっと“ズル”をすることも可能という。友だちの探偵に調査員が誰なのか特定してもらえば、贈り物を送ったりお願い事を聞いたりすることで、よい評価の獲得が期待できるとのこと。正攻法で行くかネマワシをしておくかはプレイヤー次第となるようだ。

そうして評価を上げていけば、リッチな客もお店を訪れるようになるとのこと。高級なワインや飾りなどを用意して、上流階級も満足させていくことになるという。財力と人脈を兼ね備えたプレイヤーは王国の重要人物になれるといい、国や世界に対して影響力をもてるそうだ。また本作ではお店を店員に任せて王国を探索することもでき、メインストーリーなども用意されるという。物語では、主人公の過去や最終目標などが描かれるとのことだ。


本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は1年ほどを予定しているという。早期アクセス開始時点では、メインストーリーの最初の部分とひとつの国が用意され、30以上の料理と10以上のドリンク、20人以上のキャラクターと100人の自動生成NPC、3つの経営できる宿屋などが登場するとのこと。リリース後はプレイヤーからのフィードバックを聞きつつ、新たな国や宿屋などコンテンツを追加していき、メインストーリーを進めていく予定という。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるようだ。

本作を手がけるPurpledoor Studiosはチェコ・プラハに拠点を置くインディースタジオだ。「ハリー・ポッター」シリーズのファンらによって設立されたという。2021年4月より本作の開発に取り組んでいるそうで、本作がスタジオ初の作品となるとのことだ。

『Magic Inn』はPC(Steam)向けに、2024年第4四半期に早期アクセス配信開始予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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