マルチエンド短編ADV『絶対に幽霊なんて出ないサーカス団』正式発表。サーカス団のマネージャーとして、奇々怪々とした団体の謎を解き明かす

Midori Games(みどりげーむず)は6月1日、『絶対に幽霊なんて出ないサーカス団』をPC(Steam)向けに正式発表した。『絶対に幽霊なんて出ないサーカス団』は、マルチエンディング方式のホラーアドベンチャーだ。

ゲーム開発グループのMidori Games(みどりげーむず)は6月1日、『絶対に幽霊なんて出ないサーカス団』をPC(Steam)向けに正式発表した。発売時期は2024年第3四半期を予定しており、ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応予定。

『絶対に幽霊なんて出ないサーカス団』は、マルチエンディング方式のホラーアドベンチャーだ。プレイヤーは「メーゼルサーカス団」の1日マネージャーとして勤めるなかで、サーカス団の異様な雰囲気に気付いてしまう。サーカス団の団長であるリナは「絶対に幽霊なんて出ない」とプレイヤーに念押しをするが、プレイヤーは徐々にサーカス団の秘密を解き明かしていくこととなる。


『絶対に幽霊なんて出ないサーカス団』のゲームプレイは、クリック形式で進行していき、プレイヤーは仕掛けが用意された舞台、楽屋、倉庫などを巡り、ヒントアイコンを頼りにフラグを解明することで、物語が展開されていく。本作においてはリナ団長以外にも、白蛇のシルエット、不気味な人形使い、サーカス団のお猿のクリクなど、個性豊かなキャラクターが登場する。プレイヤーの行動と決断が、サーカス団をさまざまな結末へと導いていくのだ。

本作を手がけるMidori Gamesは過去に『絶対に幽霊なんて出ない高層エレベーター』や、『絶対に幽霊なんて出ないおるすばん』などのマルチエンド短編ADVを開発した開発グループだ。本稿執筆時点における『絶対に幽霊なんて出ないおるすばん』のSteamユーザーレビューは88件中93%を好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。レビューによるとグレースケールで描かれる可愛いキャラクターのなか、不気味さが漂うゲームプレイが好評を博しているようだ。


Midori Gamesにて開発に携わるミドリコ氏は『絶対に幽霊なんて出ないサーカス団』においては、前作と比べてホラー要素を増したと語っている。またホラー要素についても、ドッキリ以外のホラー演出を用いるように心掛けているようだ。同氏曰く「ジョークエンドが多かった」前作よりも、ホラー要素が強めとなった物語や演出に期待がもてそうだ。


『絶対に幽霊なんて出ないサーカス団』はPC(Steam)向けに、2024年第3四半期に発売予定。可愛らしくも、謎めいた不気味さがある本作が気になるひとは、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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