推し活シム『先生!好きです!』発表。同人作家になり「推し」の創作小説を頒布、オタク部屋や痛バッグ作成まで思う存分同人活動

デベロッパーのLaoO Studioは5月30日、『先生!好きです!(Sensei! I like you so much!)』のSteamストアページを公開した。同人活動を疑似体験できる推し活シュミレーションゲームだ。

デベロッパーのLaoO Studioは5月30日、『先生!好きです!(Sensei! I like you so much!』のSteamストアページを公開した。発売は2024年内を予定している。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『先生!好きです!』は、同人活動を疑似体験できる推し活シュミレーションゲーム。プレイヤーは同人作家となり、自身の推しの同人小説を執筆。同人即売会への参加を通して小説を頒布、ファンを増やし大人気作家を目指すという。ストアページでは即売会の会場を歩く姿や、自身のブースを訪れたファンに対し忙しく同人小説を頒布するパートも確認できる。推し活を通して同人誌即売会の雰囲気を味わうことができそうだ。

プレイヤーは同人小説を執筆するため、日中は小説のアイデア集めを行うようだ。夜は集めたアイデアをもとにストーリーを組み立てていき、自分の思うような展開や結末をつくりあげなから執筆活動に励むことになるとのこと。執筆できるジャンルはさまざまで、学パロやアイドルパロ、ファンタジーからオメガバースまで、多様な物語の執筆に挑戦できるという。作品のジャンルタグも甘々、死ネタ、仲直り、両片思い、癒しなどが存在しているようだ。自身の執筆した同人小説の人気は界隈の流行にも左右されるらしく、トレーラーではファンからの依頼を受けて小説を執筆している様子も確認できる。依頼内容と界隈の流行を加味しながら、小説を執筆することが重要になるのだろう。

また本作では、自分の推しを自由にカスタマイズできる。髪色や服装、アクセサリーなどの見た目だけでなく、推しの性格も選ぶことが可能。推しの性格に応じてストーリー内容も変化するという。プレイヤー自身の、現実における「推し」をゲーム内で再現してみたり、あるいは自分の推せる要素を詰め込んだ、理想のオリジナル推しをクリエイトしたりするのもよいだろう。

 


ゲーム内では推しのグッズを購入したり、グッズと一緒に写真を撮ったりすることも可能のようだ。購入したグッズを使って、簡単操作で自分だけの痛バを作ることもできる。部屋も自分好みにカスタマイズ可能で、公開されているスクリーンショットではワイヤーネットやコルクボードを駆使して、所狭しと推しグッズを並べている様子も確認できる。自分好みのレイアウトで思う存分オタク部屋作りに励むことができそうだ。

そして物語には4人の個性豊かな同担たちが登場するという。付き合いの長い推し仲間に、自身の作品が大好きなイベント主催者、クールな界隈の神作家、そして難癖を付けてくる隠れファンのアンチ。読者の心を動かす素晴らしい物語を創るため、同じ「好き」という気持ちを共有する同担たちとのストーリーも描かれる。


開発を手がけるLaoO Studioは、Steamプラットフォーム上では本作が第一作目となるようだ。ストアページのスクリーンショットで描かれる街並みは中国語で書かれており、おそらくは海外のスタジオと思われる。ストアページ上の情報だけでも、推し活に対する造詣の深さが十分にうかがえる。本作も本格的な推し活シミュレーターとなりそうだ。

『先生!好きです!』はPC(Steam)向けに2024年発売予定。興味のある方は本作をウィッシュリストに入れておくとよいだろう。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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