『FF14』「黄金のレガシー」新ベンチマークソフトは6月3日配信。全力サポート体制を提供するために、週明けのリリースへ
スクウェア・エニックスは5月31日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)「黄金のレガシー」ベンチマークソフトを6月3日に更新すると発表した。新ベンチマークソフトについては、情報を公開した5月31日時点ではすでに最終デバッグに入っているという。リリース日については、不具合修正やフルサポート体制の準備といった各種対応のために、週明けとなる6月3日に日程が調整されたそうだ。
『FF14』では4月14日、7月2日リリース予定の大型拡張ディスク「黄金のレガシー」に向け、所持マシンの動作パフォーマンスを確認するためのベンチマークソフトが公開されていた(関連記事)。ソフトではキャラクターメイクが可能で、デフォルトキャラクターのほか、自分でビジュアルを変更したキャラクターでベンチマーク映像を動作させることもできる。
しかしながら同ソフトでは、グラフィックスに違和感があるという意見が多く寄せられた。4月19日には本作のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏よりお知らせが公開。天候や光源、ハイライトなどといった描画環境が、ベンチマーク独自のものとなっていたとのこと。そのためベンチマークソフトでもゲーム本編そのものの環境を適用し、差し替えるための更新作業をおこなうとしていた。
この更新作業では、まずキャラメイクシステム起動時における、エーテル空間のライティングが変更される。エーテル空間ではこれまで青色のライトが強く適用されており、肌の色を確認しづらいという問題をもちあわせていた。そこで、エーテル空間においても、色のないプレーンな状態と、従来の青色のライトが適用された状態を確認することができるようになった。そのため、青色のライトが作成キャラに与える影響を確かめつつキャラメイクを進めることもできるだろう。
また瞳の中のハイライトや唇のテクスチャに調整が加えられた。これまでは処理負荷の軽減のため無理やり手書きのテクスチャを適用していたとのことだが、これが本来あるべき「正しい表現」に置き換わり、よりきれいなハイライトが表示されるようになっている。そのほか各所に調整がおこなわれているため、詳細については公式ニュースを参照されたい。
なお5月16日におこなわれた生放送「第81回FFXIVプロデューサーレターLIVE」ではベンチマークソフトは5月30日および31日のリリースを予定しているとしていたものの、今回6月3日のリリースとなったかたち。この理由については、最終ローラーチェックの初日に動作についての不具合が見つかり、その修正対応をおこなっていたとのこと。またリリース後に問題が発生した場合にフルサポートをおこなえるようにするため、開発チームの作業をおこなっているビルの法定点検日を避けた結果、週明けのリリースとなったようだ。
『FF14』大型拡張ディスク「黄金のレガシー」は7月2日発売予定、アーリーアクセスは6月28日より開始される予定だ。