『8番出口』続編『8番のりば』Steamにてサプライズ配信開始。“おじさん”も登場する地下鉄にて、永遠に走り続ける電車からの脱出

KOTAKE CREATEは5月31日、『8番のりば』をリリースした。『8番出口』の続編である。

KOTAKE CREATEは5月31日、『8番のりば』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『8番のりば』は、永遠に走り続ける電車からの脱出を目指す、『8番出口』の続編となる短編ウォーキングシミュレーターだ。前作に相当する『8番出口』では、異変がたびたび発生する地下空間からの脱出を目指すゲームであった。無限に続く地下通路で「異変」を探しながら脱出を目指す、奇妙な空間へ迷い込んでしまった体験が描かれていた。

本作『8番のりば』は、そんな『8番出口』の続編である。4月~5月中にリリース予定とされており、5月末となる本日サプライズでリリースされた。価格は税込470円。ストアページによると、本作で主人公は、永遠に走り続ける電車に閉じ込められてしまったのだという。プレイヤーは周囲の異変に気をつけながら、脱出する方法を探索。日本の地下鉄やリミナルスペース、バックルームなどに影響を受けたゲームプレイが待ち受けているようだ。


なおゲームプレイについては、本作は『8番出口』の続編ではあるものの、異変探しゲームではないという。開発者のコタケ氏のポストによれば、『8番出口』らしさを残しつつ、別のゲームプレイが展開されるようだ。異変を探しつつ、『8番出口』とは異なる方法で脱出を目指していくのだろう。ただ動画やスクリーンショットを見る限りでは、前作から引き続きおじさんが登場するようだ。

本作を手がけているKOTAKE CREATEは、開発者コタケ氏によるデベロッパーだ。過去作としては2023年11月に『8番出口』をPC(Steam)向けにリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で約5800件中93%の好評を得て「非常に好評」ステータスを獲得している。Steam版だけで50万本を売り上げるなど人気を博し、弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMからはNintendo Switch向けにも展開されている。また同作のシンプルなルールに影響を受けた「8番ライク」な作品群や二次創作が多数登場するなど、ちょっとしたムーブメントを作り上げてきた。

『8番のりば』では『8番出口』とは違ったゲームプレイが展開されるということで、本日のリリース後の反響も注目されるところだろう。ちなみに『8番のりば』リリース後には、同氏が以前から制作している『Strange Shadow』の制作が進められることが伝えられていた。同作の続報にも注目したい。

『8番のりば』はPC(Steam)向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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