インディーデベロッパーのMilky Tea StudiosおよびパブリッシャーのMegabitは5月30日、『Grit and Valor – 1949』を発表、2025年発売予定とした。対応プラットフォームはPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam)。Steamストアページによれば、日本語表示に対応する予定。
『Grit and Valor – 1949』は、ローグライト要素のあるリアルタイムストラテジーだ。舞台は1949年、第二次世界大戦が未だ終結していないパラレルワールド。メカ兵士を開発した枢軸国はヨーロッパ全土を支配し、New Germanyと呼ばれる大国を作り上げた。プレイヤーはそんな枢軸国に対抗するレジスタンス部隊。グレートブリテン島北部からスタートし、スカンジナビア半島を含むヨーロッパ全土の解放を目指す。
本作はリアルタイムでユニットに指示を出すことで進行。敵を退けつつ、EMPを運搬する指揮車(Command Vehicle)を護衛して先に進ませるのが各ステージの目標となる。ステージの敵や地形、建物、クリア報酬などはランダムに決まるため、戦術的アドバンテージを素早く判断するのが重要になるとのこと。ステージ中にはボーナス目標もあり、達成することで追加の報酬がもらえるようだ。
ステージクリア後には次の進行ルートを選び、地域内の敵本拠地へと近付いていく。最後に敵本拠地にある塔に指揮車を近付け、EMPを起動させればその地域は無事に解放される。その後に新たな地域へとおもむき、再びEMPを敵本拠地に向けて運び始めるというのが基本的な流れだ。
部隊はMechと呼ばれるメカと、そのパイロットで構成。メカはそれぞれ近・中・遠距離の3タイプの得意距離を持ち、特定のタイプに与えるダメージが増加する三すくみになっているとのことだ。また、ステージ開始前には部隊の編成が可能。メカの武器を変更したり、脚部などへの追加装備の搭載などができる。メカやパイロットには固有のアビリティもあり、ステージに合わせた編成をするのが重要となるそうだ。
地域の解放、もしくはEMPの運搬車両が破壊されてしまった場合はラウンドが終了し、レジスタンスの本拠地へと帰される。本拠地では部隊の再編成のほか、メカの強化をするモジュールを得たり、パイロットの育成が可能だ。また、強化を重ねることでメカやパイロットの新たなアビリティも開花するとのこと。敗北や勝利を重ねて本拠地に戻るたび、徐々に部隊が強化されていくというわけだ。
本作を手がけるのは、イギリスのリバプールに拠点を置くMilky Tea Studios。2005年に発足し、30人ほどを擁するインディーデベロッパーだ。PCやコンソール、スマホからVRまで、Unityを用いたマルチプラットフォームでの開発が強みとのこと。過去に手がけた『HyperBrawl Tournament』と『Coffin Dodgers』は、それぞれSteamユーザーレビューにて「好評」と「やや好評」のステータスを獲得している。
『Grit and Valor – 1949』はPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、2025年発売予定。。Steamストアページによれば、日本語表示に対応する予定。