『No Man’s Sky』大型アプデにて、別次元の孤独な宇宙が舞台の共同探検「Adrift」実装。ほとんど誰もいない宇宙を漂流

 

Hello Gamesは5月29日、『No Man’s Sky』に向けて大型アップデート「Adrift」を発表した。「Adrift」では、プレイヤーはNPCやショップなどのまったくない孤独な宇宙空間でサバイバルをおこなうこととなる。

『No Man’s Sky』は、2016年8月にPC/PlayStation 4向けに発売されたオープンワールド型のアクションゲームだ。のちにXboxやSwitch向けにも発売された。舞台は広大な宇宙となっており、数々の惑星と宇宙がシームレスにつながっている。プレイヤーは謎の声に導かれ、宇宙の中心を目指して数々の惑星を渡っていく。惑星は1800京個以上存在しており、それぞれの惑星にはまったく異なる生命体や気候が見られる。惑星を探索したり、宇宙の住人たちと交流したり、新たな宇宙船を獲得したり、宇宙海賊と戦ったりと、自由に宇宙を冒険可能だ。


今回発表された大型アップデート「Adrift」では、見捨てられた別次元の宇宙を探索する、13回目となる共同探検が開催される。プレイヤーは気づくと荒廃した惑星Iapezukにて目覚めており、通信もノイズばかりで繋がらない。またこの宇宙ではサンドワームが闊歩する危険な宙域となっている。なおほかの生命体やショップなどはないものの、不思議なオーラをまとった、幽霊船のようなフリゲートと契約を結び、協力関係となる。

「Adrift」における宇宙探索では、Iron Vultureと呼ばれる輸送船(Hauler)が、プレイヤーの安全な避難場所となるようだ。なお今年3月におこなわれた「Orbital」アップデートでの宇宙船カスタマイズ機能に引き続き、「Adrift」でもさらなる宇宙船のカスタマイズオプションが追加されているとのこと。

そんな共同探検「Adrift」は、約7週間の期間となる見込みだ。不気味ながらも愛嬌のある宇宙生物Gnawing Scuttlerを仲間にできる要素などもあるそうで、詳細は公式サイト(英文)を確認されたい。


Hello Gamesによれば、「Adrift」では、リリース当初、およびリリース前の『No Man’s Sky』の雰囲気のような、「宇宙で孤独を感じる」というプレイ感を体験してほしいとのこと。本作はアップデートなどにより多くの住人などと交流が可能になっている。そんな中、今一度NPCなどがほとんどいない孤独な宇宙の中で、自分のちっぽけさを体験してみるのもいいかもしれない。

ちなみにHello Gamesは今年『No Man’s Sky』に向けて「Omega」および「Orbital」という2つの大型アップデートを実施。今回の「Adrift」は3番目の大型アップデートとなる。Hello Gamesは「Our journey continues.(我々の旅は続く)」としており、2024年中にさらなるコンテンツなどの展開を考えているようだ。

No Man’s Sky』はPC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。Xbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)向けにも提供されている。なお現在複数プラットフォームにて半額セールがおこなわれており、PS版は6月12日23時59分まで、Nintendo Switch版では6月10日23時59分まで3025円で購入可能。Xbox版は6月4日18時59分まで3500円で、Steam版は6月11日2時まで3250円で購入可能だ(いずれも税込)。