魔導冒険ストラテジー『Songs of Conquest』売上50万本突破。マルチ対応、未開大陸を巡る戦争を魔法&戦略で切り抜ける高評価冒険譚

Lavapotionは5月27日、『Songs of Conquest』の売上が50万本を突破したと発表した。ファンタジー世界を舞台とする、ターン制のストラテジーゲームだ。

デベロッパーのLavapotionは5月27日、『Songs of Conquest』の売上が50万本を突破したと発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)で、Steamでの価格は税込3900円。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Songs of Conquest』はターン制のストラテジーゲームだ。シングルプレイおよび最大8人のマルチプレイに対応している。舞台となるのは剣と魔法のファンタジー世界。プレイヤーは自分の王国を発展させつつ、ウィルダーと呼ばれる魔法使いを操作して未知の世界を冒険。他国と戦い征服していく。


ゲームプレイでは、ウィルダー率いる部隊を操作して世界を探索し、資源やアーティファクトなどを収集していく。リソースを集め、都市を発展させたり技術を研究したりして、自国を強化する。戦闘は六角形(ヘックス)のタイルが敷き詰められたマップにて、ターン制で進行。指揮官であるウィルダーは直接戦場には立たないが、部隊の兵士に能力ボーナスをもたらし、また魔法を唱えて戦闘に介入することも可能。それぞれ個性ある性能のウィルダーや兵士たちを組み合わせ、部隊を編成していくのだ。

また本作には4つの派閥が存在。騎士の国アルレオン・砂漠の商人国家バルヤ・沼地の古代部族ラーナ・ネクロマンサーの国ロスの4勢力が登場する。彼らは互いに覇権を懸けて争っており、いずれの勢力でもプレイすることができる。またゲームモードは複数存在。あらかじめデザインされたマップで戦略を競ったり、ランダム生成されたマップでプレイすることが可能。さらに、それぞれの勢力を主役としたキャンペーンモードも存在している。同モードではミッションをクリアしていくと詩がアンロックされていき、章をクリアすると征服劇を称える吟遊詩人の詩(Songs of Conquest)を楽しむことができる。


そんな本作の売上が50万本を突破したことが、開発元のLavapotionよりSteamの本作公式ニュースにて5月27日に報告された。本作は2022年5月に早期アクセス配信が開始され、今年5月21日に正式リリースされている。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約7000件中87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。世界を探索して部隊を強化したり呪文を活用したりして戦略を立てるゲームプレイや、複数の視点で描かれるストーリー、ピクセルアートを活用したグラフィックなどが好評を得ている。

またユーザーレビューでは、ゲームシステムが似た作品として『Heroes of Might & Magic』シリーズになぞらえつつ、本作を評価しているレビューも複数見受けられる。同シリーズのファンなどから好評を集めて売上を伸ばしつつ、正式リリースを機にさらに売上を伸ばして、今回マイルストーンを達成したかたちだろう。50万本突破の報告に合わせて、開発元・Lavapotionのリードゲームデザイナー、Carl Toftfelt氏は声明を発表。本作の反響には完全に圧倒されていると言い、「夢を叶えてくれてありがとう(Thanks for making our dream come true)」とプレイヤーたちに感謝の言葉を伝えている。


また売上50万本突破の報告と同時に、本作の今後のロードマップも発表されている。発表では、既存勢力らに新たな要素を追加するDLCがそれぞれ配信予定であるほか、来年の春には新たな勢力を2つ追加する大型拡張DLC「Bleak East」の配信が予定されていることが明かされた。追加勢力はVanirとRootsという名で、それぞれトロールと植物がモチーフとなった勢力だという。新たな勢力を迎えて、本作のストーリーもさらに前進することになるとのこと。正式リリースされ勢いを見せている本作の今後の展開も注目されるところだ。

『Songs of Conquest』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに配信中だ。Steamでの価格は税込3900円で、ゲーム内は日本語表示に対応している。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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