怪盗謎解きゲーム『アルセーヌ・ルパン かつて泥棒だった男』発表。若きルパンとしてコソ泥から成りあがりor“ガニマール警部視点”でルパンを追い詰める

 

パブリッシャーのMicroidsとデベロッパーのBlazing Griffinは5月27日、怪盗アドベンチャー『アルセーヌ・ルパン かつて泥棒だった男』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epicゲームストア/GOG.com)/Nintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S。ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応予定。2024年内の発売を予定している。

『アルセーヌ・ルパン かつて泥棒だった男』は、怪盗ルパンを主人公とするアドベンチャーパズルゲームだ。本作は作家モーリス・ルブランの小説に端を発する「ルパン」シリーズを題材とし、メインキャラクターである「アルセーヌ・ルパン」の半生を追う物語だ。舞台は1990年代初頭、若きルパンが魅力や知恵を活かしながらコソ泥から大怪盗へと成り上がる物語を描く。


『アルセーヌ・ルパン かつて泥棒だった男』においてプレイヤーは怪盗ルパン、そして宿敵であるガニマール警部、両者の視点でプレイすることができる。ルパン視点で描かれる物語は変装や謎解きなどをメインとし、豪華絢爛な美術品を盗み、ガニマール警部を出し抜いていくことを目的とするようだ。また本作ではルパンの華やかな魅力を用いた、恋の駆け引きも楽しむことができるという。

一方でガニマール警部の視点で描かれる物語は、容疑者への尋問、アリバイ集めなどから情報を収集し、宿敵である怪盗ルパンを追い詰める姿を描く。本作には原作小説である「アルセーヌ・ルパンの逮捕」や「おそかりしシャーロック・ホームズ」を描いた物語も登場。怪盗ルパンやガニマール警部の視点を通して、小説とは違った視点から原作小説の物語を楽しむことができるようだ。


本作の開発を手がけるBlazing Griffinは、過去に『アガサ・クリスティ – エルキュール・ポアロ:初事件』や『Murderous Pursuits』などのミステリーゲームを手がけたゲームスタジオだ。『アガサ・クリスティ – エルキュール・ポアロ:初事件』においては、本作と同様に作家アガサ・クリスティが描くキャラクターである「エルキュール・ポアロ」の物語を再現している。推理・ミステリーゲームに定評がある同スタジオが、怪盗ルパンの物語をどのように描くのか注目したい。


『アルセーヌ・ルパン かつて泥棒だった男』はPC(Steam/Epicゲームストア/GOG.com)/Nintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2024年内発売予定。コソ泥から伝説の大怪盗となるまでのルパンの半生を追ってみたいひとは、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。


豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。