社会主義街づくりシム『Workers & Resources: Soviet Republic』6月20日正式リリースへ。大型アプデで「教育システム」刷新、主要建築物のグラフィック強化などいろいろ実装予定

Hooded Horseは5月24日、『Workers & Resources: Soviet Republic』を6月20日に正式リリースすると発表した。ソビエト連邦をモチーフにした国家運営シミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのHooded Horseは5月24日、3Divisionが手がける社会主義国家運営シミュレーションゲーム『Workers & Resources: Soviet Republic』を、6月20日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)。

本作は、ソビエト連邦をモチーフにした国家運営シミュレーションゲームだ。現在PC(Steam)にて早期アクセス配信中で、ゲーム内は日本語表示に対応している。


『Workers & Resources: Soviet Republic』にてプレイヤーは、貧しい新興国から始め、豊かな産業大国へと発展させることを目指す。計画経済体制のもと、資源の採掘や商品の製造、住宅の建設、インフラの整備などをおこない、そのなかで市民に仕事をあてがう。国民の幸福度や忠誠心を監視しながら、ニーズを把握して必要とされるサービスを提供し、またプロパガンダも活用しながら国を管理するのだ。

プレイヤーの国家はソビエト式の計画経済を採用しているが、同盟を結んでいるわけではないため、ソ連構成共和国と西側諸国の双方との交易をおこなう自由がある。ここでは資源価格の変動など金融シミュレーションが導入。ルーブルとドルを使って国家を運営し、東西の市場のバランスを取りながら、貴重な通貨や資源、技術を手に入れることとなる。

 


本作は、2019年3月にSteamにて早期アクセス配信が開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビューには約1万5000件が投じられ、その内の92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。これまでに配信されたアップデートでは、新しい産業や詳細な廃棄物管理システム、物流の向上、観光メカニクス、複雑な交通管理シミュレーションなどのコンテンツが追加されてきた。

また2022年には、よりリアルなシミュレーションを楽しめるリアリスティックモードも導入。この当時には、開発元にアイデアを盗用されたと主張するコミュニティ内のユーザーが現れ、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく著作権侵害の申し立てにより、本作が一時的にSteamから取り下げられるという騒動に発展し注目を集めた。なお、両者はその後和解した模様である(関連記事)。


正式リリース時に予定されている大型アップデートでは、以下のようなコンテンツ・システムの追加や、ゲームプレイの改善が実施される見込み。ほかにQoLの改善やHUDの調整などもおこなわれるとのこと。

・円形劇場や大型スタジアムなど、娯楽やフィットネスを通じて市民の生活をより豊かにする建物
・若い世代が健康を維持するための新しい遊び場
・国の交通網を拡大する新しい西洋の車両
・教師の潜在能力を最大限に引き出すために刷新された教育システム
・電子部品工場や木材伐採所、製材所やパネル工場など、主要建築物のビジュアルアップグレード
・複雑な生産チェーンにおける資源の流れを改善するため、工場の連結ノードを改善

『Workers & Resources: Soviet Republic』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。そして6月20日に正式リリース予定だ。同時にPC(Epic Gamesストア/GOG.com)向けの配信も開始される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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