オープンワールドアクション『鳴潮(Wuthering Waves)』にて「現在未実装な未来のコンテンツにアクセスできる」方法の報告上がる。PCの日付を未来に設定してタイムトラベル

KURO GAMESが手がけ、5月23日に配信開始された『鳴潮(Wuthering Waves)』にて、「PCの日付をいじるだけで、未来のコンテンツにアクセスできる」との報告があがり、話題となっている。

KURO GAMESが手がけ、5月23日に配信開始された『鳴潮(Wuthering Waves)』にて、「PCの日付をいじるだけで、未来のコンテンツにアクセスできる」との報告があがり、話題となっている。GamesRadar+が報じている。

『鳴潮』はKURO GAMESによって開発・運営されるスマートデバイスおよびPC向けの基本プレイ無料のオープンワールドアクションゲーム。PC(Windows/Epic Gamesストア)/iOS/Android向けに、2024年5月23日にサービス開始された。

本作では、プレイヤーは長い眠りから目覚めた「漂泊者」となって自分の記憶と物語を探す旅に就き、オープンワールドを探索しながら十人十色の共鳴者の仲間たちと「悲鳴」と呼ばれる災いを乗り越えていく。またプレイアブルキャラクターは「集音」と呼ばれるいわゆるガチャでも入手することも可能だ。


今回話題となっているのは、とあるユーザーが動画サイトbilibiliに投稿に投稿した動画。動画内では追加予定が告知されているキャラクターである吟霖(インリン)のトライアルプレイをしている場面が写っており、実際に操作している姿もが確認できる。しかし、吟霖は6月13日に登場予定のキャラクターだ。つまり動画が投稿されている時点で未実装のコンテンツにアクセスしていることになる。

いったいどうやってアクセスしたのか。動画の後半ではその手法が明らかにされている。動画投稿者のPCの日付設定画面が表示されると、それが6月23日に設定されていることが確認できる。つまり、PCを未来の時刻に設定する事で、ゲーム内で未来のコンテンツにアクセスしたということなのだろう。

実際にこの方法を試してみたユーザーからは、動画のように項目が出現したものの、ガチャを回して手に入れることはできないという報告が上がっている。先んじてキャラクターを入手することはできないものの、実装に先駆けてキャラクターを操作することはできるかたちとなっている。


『鳴潮』は基本プレイ無料のライブサービス型で運営されているゲーム。ゲームをプレイするためには常時サーバー接続が必要でありながら、PC本体の日付を変えるという2024年のゲームにしてはかなり古典的な手法で未実装コンテンツに触れられるのも話題を呼んでいる一因だろう。この不具合を見たあるRedditユーザーからは「まるで(同様の手法が通じるゲームがあった)2010年に戻ったかのようだ」という皮肉めいた発言も上がっている状況だ。

今回の不具合と思われる挙動についてはKURO GAMESから公式に発表はないものの、本作はリリース後さまざまな不具合や最適化不足が報告されている。それを受けて公式は声明を発表。「ユーザーに満足してもらえるゲーム体験を提供できなかった」と謝罪するとともに、補填の発表と今後の改善に向けての方針を公開している。波乱のスタートを迎えた本作であるが、今後の取り組みで評価を巻き返すことができるかどうか、注目が集まっている。

鳴潮(Wuthering Waves)』はPC(Windows/Epic Gamesストア)/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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