電波ソングリズムアドベンチャー『ゆんゆん電波シンドローム』発表、Steamにて2024年発売へ。怪文書ポストで世界を狂わせる、ダークポップなマルチエンド作品

インディーゲームレーベルWSS playgroundは5月25日、『ゆんゆん電波シンドローム』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年に発売予定。

インディーゲームレーベルWSS playgroundは5月25日、『ゆんゆん電波シンドローム』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年に発売予定。発表にあわせて、Steamのストアページやトレイラーが公開されている。

『ゆんゆん電波シンドローム』は、ヒキコモリの少女が怪文書ポストで世界をゆんゆんに狂わせる、リズムアドベンチャーゲームである。本作の主人公Qちゃんは、現実がつらすぎて頭がくるくるになってしまった引きこもりの少女だ。彼女は、ゆんゆんという二次元キャラクターへの愛に狂っている。

本作ではそんなQちゃんが、電波ソングでハイになった脳みそで、ゆんゆん愛に溢れたラブリーな怪文書を垂れ流し、世界を狂わせていく。電波ソングとマルチエンディングにより、ドキドキやエクスタシー、ダークポップな世界が描かれる。

 


ゆんゆんが怪文書で世界を狂わせる様子は、リズムゲームとして展開される。詳細は不明ながら、動画やスクリーンショットでは、文章の書かれたバーが上から降って来る様子が確認できる。リズムにあわせてボタンを押すことで、フォロワー数などが増えていくようだ。プレイヤーは、リズムゲームを通して怪文書を生成。完成した怪文書をSNSへポストすることで、SNS上の人間が次第にゆんゆんに染まっていくという。本作ではリズムゲームをベースとしたゲームプレイによって、世界を狂わせていくわけだ。


また本作では、遊べる楽曲はすべて「電波ソング」となっている。プレスリリースによると、本作には「さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜」「巫女みこナース・愛のテーマ」「患部で止まってすぐ溶ける ~ 狂気の優曇華院」などが収録。PV内では「PrincessBride!」「夏はマシンガン」「チルノのパーフェクトさんすう教室」といった楽曲も流れている。往年の電波ソングを含む、30曲以上の電波ソングをリズムゲームとしてプレイできる。Qちゃんやゆんゆんなど、癖のある世界が可愛らしく描かれている点も特徴だろう。なお本作は、インディーゲームレーベルのWSS playgroundおよびWHO YOUが開発。Alliance Artsがパブリッシングとして関わっている。


『ゆんゆん電波シンドローム』は、PC(Steam)向けに2024年発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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