極彩色電撃アクション『ピギーワン SUPER SPARK』詳細とSteamストアページお披露目。アニメーターはなぶし氏&『アンリアルライフ』開発者hako生活氏によるハートフル冒険譚

パブリッシャーのroom6は5月25日、横スクロール2D電撃アクション『ピギーワン SUPER SPARK』のゲームプレイを収めた新トレイラーを公開。Steamストアページを公開した。

パブリッシャーのroom6は5月25日、横スクロール2D電撃アクション『ピギーワン SUPER SPARK』のゲームプレイを収めた新トレイラーを公開。Steamストアページを公開した。本作はイラスト・アニメーターの「はなぶし」氏とゲームデベロッパーの「hako生活」氏がタッグを組んで制作される。トレイラーは同日に開催された株式会社リュウズオフィスによる情報番組「INDIE Live Expo」にて、初披露された。

『ピギーワン SUPER SPARK』は、横スクロール型の2Dアクションゲームだ。本作は猫耳のシャミィと四本腕のユエズを主人公とし、迷子の赤ちゃんとの出会いから始まる物語が描かれる。プレイヤーは赤ちゃんを狙う謎の黒い怪物たちに追われながら、個性豊かなメインキャラクターたちの能力を活かして、赤ちゃんを親の元へと帰す旅に出ることとなる。

新トレイラー映像においては、爽快なサウンドトラックに合わせて駆け抜けるシャミィとユエズの姿が印象的だ。プレイヤーはシャミィの瞬発力、ユエズの怪力、そして赤ちゃんの特殊能力・電撃を駆使しながらステージクリアを目標とする。映像では、電気や磁力といった力を駆使しながら、キャラクターたちがステージを駆け抜ける様子を確認することができる。

『ピギーワン SUPER SPARK』は、アニメーター「はなぶし」氏と個人ゲーム開発者の「hako生活」氏による共同作品となっている。本作の世界観は2019年に、はなぶし氏が発行したイラスト集「ピギーワン」を原作としている。両氏は本作の制作にあたり2022年11月2日より、CAMPFIREにてクラウドファンディングキャンペーンを開始。目標金額を大きく上回る支援金を受けて、制作が進められてきた。本作開発チームには両人のほか、パブリッシャーのroom6の協力のもと、「つわもの」クリエイターたちが集結しているとのこと。


はなぶし氏はイラストレーター兼アニメーターとして、音楽バンド「ずっと真夜中でいいのに。」による「お勉強しといてよ」や「暗く黒く」などのミュージックビデオ制作に携わる傍ら、前述の作品集「ピギーワン」を発行した過去をもつ。そんな同氏が企業に務めていた2019年頃、アニメーターとして行き詰まりを感じ苦しみながら生み出したのが「ピギーワン」だとのこと。『ピギーワン SUPER SPARK』は、はなぶし氏が「ピギーワン」と共に歩んできた活動のひとつの結実なのだろう。なお、はなぶし氏は先日アニメ製作会社studio ALBLEを立ち上げている。

一方hako生活氏はインディーゲームレーベル「ヨカゼ」のブランドマネージャーを務めつつ、記憶を読みとる謎解きアドベンチャー『アンリアルライフ』の開発に携わった過去をもっている。なお『アンリアルライフ』のSteamストアレビューにおいては、本稿執筆時点で1023件95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。

『ピギーワン SUPER SPARK』においては、ポップな色合いや個性的なキャラクターデザインに定評のあるはなぶし氏と、独創的な世界観とゲームギミックに定評があるhako生活氏の持ち味を中心に、開発者たちの手腕が活かされた作品となっていることだろう。


『ピギーワン SUPER SPARK』は、PC(Steam)向けに2025年発売予定。可愛らしいシャミィとユエズが走り回る電撃アクションをプレイしてみたいひとは、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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