怪物狩りPvPvEシューター『Hunt: Showdown』史上最大規模のアプデ、8月15日配信へ。新マップ実装、新エンジン移行でほぼ“ゲーム刷新級”のアプデに

 

Crytekは5月22日、 PvPvE対戦FPS『Hunt: Showdown』において8月15日にゲームエンジンの刷新を伴う本作史上最大規模のアップデートを実施すると発表した。本作のゼネラルマネージャーを務めるDavid Fifield氏が、Crytek より公開された動画「Developer Update」のなかで明かしている。

『Hunt: Showdown』は、PvPvE対戦FPSだ。怪物たちが跋扈する1895年を舞台に、プレイヤーはハンターとしてモンスターの討伐を生業としていく。プレイヤーは、モンスターを討伐することで報酬を獲得。そのうえでマップ上に存在する、ほかのプレイヤーに狩られないように生き延びなければならない。もしほかのプレイヤーに狩られてしまうと、持ち運んだ武器や報酬を失う場合もある。

Steamユーザーレビューには本稿執筆時点で約15万件が寄せられ、うち82%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。モンスターを討伐しながら競合相手の存在にも気を配るという、緊張感あふれるゲームプレイなどが評価を受けている。また扱いの難しいレトロな銃器が登場するため、ほかのシューター作品とはひと味違う戦術が必要な点も好評だ。2019年の正式リリース以降もサポートが継続されており、大型アップデートの際にはSteamでの同時接続プレイヤー数記録を大きく更新する様子も見られる(関連記事)。根強い人気を誇っている作品だ。

今回、開発元のCrytek より発表されたDeveloper Updateにて、本作史上初の規模となる大型アップデートの予定が8月15日であることが明らかとなった。アップデートの目玉として、ゲームエンジンをCryEngine 5.11エンジンに刷新。それによるビジュアル面のアップグレードやパフォーマンスの向上が予定されているようだ。また、詳細はまだ明かされていないものの、本作にとって3年以上ぶりとなる新マップも登場予定。

ゼネラルマネージャーのDavid Fifield氏いわく、今回のアップデートは「『Hunt: Showdown』のまったく新しいレベルでの大幅リニューアル」であり、「新しい時代(New Era)」の幕開けになるほどの規模だという。一方でエンジンの刷新もあるからか、今回のアップデートのタイミングで、海外PlayStation 4/Xbox One版の今後の公式サポートは終了する。新バージョンへのアップグレードについては無料でサポートされるそうだ。

また、ハンターの蘇生や回復システム、ダウンしたハンターを燃やす機能などについても改めて検討がされるとのことで、マッチの膠着状態を減らしながらより「決定的な戦い(definitive fight)」になることを目指すという。また、マッチメイキングやサーバーなども全体的に見直しが図られるとのことで、チーター等の悪質なプレイヤーに対する取り組みも強化。全体的なマルチプレイヤー体験の向上を目指しているという。


ちなみに『Hunt: Showdown』は今後大きな新展開があった際にも、新たなナンバリング展開はせず同一タイトルでサポートし続けるという方針を過去明らかにしていた(関連記事)。今回のアップデートもゲームエンジンの刷新という大規模な内容でありながらも『Hunt: Showdown』の展開を存続させるかたちで提供されるわけだろう。

『Hunt: Showdown』はPC(Steam)および海外コンソール向けに発売中。