『ストリートファイター6』大規模アプデでアシストコンボが“状況で変化する”ように。ジャストパリィ調整や起き上がりドライブリバーサル実装など変更てんこ盛り


カプコンは5月22日、『ストリートファイター6』に向けてアップデートを実施した。アップデートでは、Year1最後の追加キャラとなる「豪鬼」の実装に加え、多くのキャラクターに変更が入るなど、大規模調整がおこなわれている。

アップデートでは、まずモダン操作について、アシストコンボなどについての調整が加えられている。アシストコンボは、アシストボタンを押下しつつ各種攻撃ボタンを複数回押すことによって、自動でコンボになる、というもの。このコンボでは、OD(オーバードライブ)必殺技を使うものが多く、バーンアウト時にはOD必殺技が出せず、通常技などを打ち切る仕様となっていた。

それが今回、バーンアウト時や、コンボの締めとなるSA(スーパーアーツ)ゲージが足りていないとき、別のコンボをおこなうように変更された。これによって、中途半端なところでコンボが途切れることがなくなった。アシストコンボを中心に戦っているプレイヤーにとっては、嬉しい変更といえるだろう。またアシストコンボだけでなく、ジュリのアシスト中攻撃がしゃがみ中Pに変更された。ほかマノンで↓↙←+攻撃入力した際にデガジェが発動するようになるなどの変更も加えられている。


また共通システムとしては、ドライブパリィやドライブリバーサルなどに調整が加えられている。ドライブパリィでは、相手の攻撃に合わせタイミングよくパリィを成功させることによって「ジャストパリィ」が可能。カプコンによれば、ジャストパリィなどの低リスクで大きく試合展開を握れてしまうような行動について、リターンを見直す調整がほどこされた。

具体的には、ジャストパリィが成立した後のコンボについて、SAゲージの増加量を100%から80%へと減少。攻撃側のドライブゲージ増加量が半分になり、ダメージを受けた側のドライブゲージ減少量についても半分となった。つまり攻撃側のダメージなどが減らされ、ジャストパリィを成功させた際の全体的なリターンが少なくなったかたちだ。

またドライブリバーサルについては、新たな切り返し手段として想定されているようだ。本作にはOD昇龍拳などといった無敵技で起き攻めの状況を切り返すといったことが可能なものの、一部キャラはOD必殺技に無敵技を持ち合わせていなかった。そうしたキャラは起き攻めに対抗することが難しい状況もあったわけだ。そのため、ドライブリバーサルは起き上がり時に発動できるようになった。またドライブリバーサル自体もガード時の硬直差が-8Fから-6Fへ変更。下方向の攻撃判定も拡大されて避けられにくくなったほか、密着で相手にガードされた際には全キャラで状況がほぼ同じになるように調整されている。


そのほか、本アップデートではYear1最後の追加キャラとなる豪鬼が参戦。またキャラ個別については技や挙動の調整がおこなわれている。内容の詳細についてはパッチノートを参照されたい。加えて、公式Xアカウントでは、バトル調整におけるコンセプトが公開されている。気になる人は、こちらもあわせて確認してみるといいだろう。

『ストリートファイター6』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。