ゲーム開発ツール・ミドルウェアイベント「GTMF2024」ではUE5の最新機能紹介などさまざまな講演実施予定。無料参加可能、大阪&東京で開催へ


GTMF運営委員会は5月14日、「Game Tools & Middleware Forum 2024(GTMF2024)」の出展企業全27社を発表した。あわせて実施予定の18種類のセッションが公開されている。

GTMFは、ゲーム開発向けソリューションのビジネスイベントだ。同イベントはゲーム開発向けのツールやミドルウェアなどのソリューションに特化し、新たな開発技術を求めるゲーム開発者とソリューションのベンダーを効率よくマッチングさせることを特徴とする。これまで2003年から18回にわたって開催されており、さまざまな企業やクリエイターが参加する国内屈指のゲーム開発者向けイベントといえる。今年はGTMF2024として大阪・東京のふたつの会場にて開催予定だ:

<大阪会場>
日時:2024年6月28日(金)
会場:コングレコンベンションセンター(グランフロント大阪内)

<東京会場>
日時:2024年7月9日(火)
会場:秋葉原 UDX

参加費:無料(事前登録制)
対象者:
・ゲーム開発者(プログラマー、デザイナー、プランナー、ディレクター、プロデューサー等)
・ゲーム開発者を育成する団体の関係者(教員、学生)
・ゲーム開発技術に興味を持ち、他業界で開発に携わる方
主催:GTMF 運営委員会 https://gtmf.jp

そして今回、GTMF2024への出展企業となる全27社が発表された。エピック ゲームズ ジャパンをはじめ、さまざまな企業が名を連ねている:

【プラチナ】エピック ゲームズ ジャパン

【ゴールド】AIQVE ONE 株式会社/AccelByte Inc./ WOVN.games/OROCHI/クラスメソッド株式会社/Game Server Services 株式会社/株式会社CRI・ミドルウェア/JFrog Japan 株式会社/シリコンスタジオ株式会社/Speech Graphics/ダイキン工業株式会社/株式会社 Diarkis/株式会社東陽テクニカ/株式会社ボーンデジタル/Mapbox Japan G.K./株式会社 Live2D

【シルバー】株式会社エルザジャパン/Audiokinetic 株式会社/ゲームサポート Plus/シンキングデータ株式会社/株式会社スパイス/株式会社 HELTEC/株式会社ミライセンス/ヤマハ株式会社

【ロゴパートナー】CrackProof/株式会社ツーファイブ

また実施予定の18種類のセッションも公開。たとえばエピック ゲームズ ジャパンはUnreal Engine 5の最新機能紹介のほか、Epic GamesストアやEpic Online Storeに関するセッションを実施予定。またCRI・ミドルウェアはCRIWAREおよびOPTPiXの最新アップデートに関して、立体音響やC#、ゲームエンジンであるGodot Engineについてのセッションをおこなう見込みだ。Live2Dからは、Live2Dモデル制作やゲームにおける活用例が紹介予定。ほかにもさまざまなセッションがおこなわれる予定となっており、手がけているゲームに活かせる知見を得られることだろう。実施予定のセッションは以下のとおりだ:

・Epic Games Store の魅力と Epic Online Services の活用事例(エピック ゲームズ ジャパン)
・コンテンツ制作を加速させる Unreal Engine 5 の最新機能紹介(エピック ゲームズ ジャパン)
・開発者も知っておくべきモバイルゲームアプリのセキュリティ ~サイバー犯罪者はどうやってモバイルゲームアプリを陥れるのか。攻撃の手口、実例とその対策~(AIQVE ONE 株式会社)
・Accelbyte で切り拓く、クロスプラットフォームオンラインゲーム開発(AccelByte Inc.)
・ローカライゼーション業務を革新的に変える業界初のプロダクト「WOVN.games」(WOVN.games)
・OROCHI v5.1 スクリプトエディタなど新機能の紹介(OROCHI)
・ダウンタイムドラゴンにさようなら!TiDB の剣(つるぎ)でオンラインゲームを守れ(クラスメソッド株式会社)
・絶対便利!Game Server Services の魅力(Game Server Services 株式会社)
・CRIWARE & OPTPiX 最新アップデート ~立体音響 / C# / Godot Engine ~(株式会社CRI・ミドルウェア)
・ゲームのファストリリースを実現するための DevOps 法(JFrog Japan 株式会社)
・待望の次期バージョンを先出し!高品質なレンズ効果ポストエフェクト「YEBIS」(シリコンスタジオ株式会社)
・音声のみで生成されるフェイシャルアニメーションの新機能と、AI と融合した新たなサービスの紹介(Speech Graphics)
・Maya NodeEditor を使ったアップベクター作成(ダイキン工業株式会社)
・リアルタイム通信ミドルウェア「Diarkis」の最新アップデート情報と導入事例のご紹介(株式会社 Diarkis)
・バージョン管理ツール Perforce 「Helix Core」の知られざる活用術(株式会社東陽テクニカ)
・SideFX 超最新 Houdini 情報+RizomUV と PDG を組み合わせて効率アップ!(株式会社ボーンデジタル)
・デジタル地図のキホンと特徴、組み合わせで広がる地図ゲームの可能性(Mapbox Japan G.K.)
・Live2D モデルの制作・ゲームにおける活用紹介(株式会社 Live2D)


このほか、ひとりではなくふたり以上で来場することで特典がプレゼントされる企画も用意。事前に誘って来場するのはもちろん、会場にて知り合いを捕まえてもいいそうだ。専用カウンターにて双方の関係を示すものを提示すれば、特典が贈呈されるとのこと。同僚や友人などを誘って来場するのもいいだろう。

また来場者と共に、「ゲーム業界のお仕事あるある」を調査・共有する企画も実施。入場時に手渡されるフォーチュンクッキーにお題が入っているそうなので、答えを会場のパネルで知らせてほしいとのこと。まじめなネタでも面白ネタでもよいそうで、SNSでのシェアも大歓迎とのことだ。


今回のGTMFでは、ゲーム開発者とソリューションの開発者がリアルな場所で直接コミュニケーションをとれる場を目指しているという。最新技術とクリエイターの出会いを支援し、業界全体のクリエイティビティの向上を後押しする目的があるそうだ。そうした狙いからか、さまざまな知見が共有されるセッションだけでなく来場者企画も用意。事前来場者登録をおこなえば入場は無料となっているため、興味のある人は知り合いを誘い合って足を運んでみるのもよいだろう。

GTMF2024」は大阪にて6月28日に、東京にて7月9日に開催予定だ。