パブリッシャーのMETA Publishingは5月15日、『Nested Lands』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One。本作公式サイトによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。
『Nested Lands』はオープンワールド・サバイバルRPGだ。ソロプレイおよびオンラインでの協力プレイに対応予定。舞台となるのは、中世ヨーロッパ風の世界。本作の世界では疫病が猛威を振るい、社会の秩序が崩壊してしまっている。主人公は一族の故郷であるNorovellirに帰ってくるが、先祖代々の土地も疫病と盗賊により、変わり果てた姿になっていた。プレイヤーはいちから集落を築き、危険に満ちた世界を冒険していく。
ゲームプレイでは、空腹や渇きといった欲求を満たしつつ、クラフトをおこなって拠点を築いていくことになるようだ。村人を集めながら資源を収集し、拠点を発展させていく。村人はそれぞれ個性があり、向いている仕事や性格などが異なるという。性格次第で、村のイベントやプレイヤーの行動に対しての反応が変わってくるとのこと。またプレイヤーは村に布告を発し、食料配給量を減らしたり労働時間を長くしたりできるという。法による強制で村を運営するのか、村人の幸福を追求するのかはプレイヤー次第だそうだ。
また本作のもっとも重要なパラメーターとして、疫病レベル(Plague Level)が存在。生きている人間や死体は病原菌を保有している可能性があり、防護なしに近づくと感染するリスクが高まるという。感染すると徐々に症状が進行し、周囲に病原菌をまき散らしつつ、やがて死に至るとのこと。治療も不可能ではないが薬は貴重品なので、まず予防を徹底するのが望ましいとのことである。マスクを製作し、浴場や火葬場などを建設して、感染リスクを下げていく必要があるそうだ。一方、予防も治療も追いつかなくなってしまった場合は、感染した村人を隔離や追放、あるいは処刑することも有効だという。
そのほか本作には戦闘要素も用意される。魔法などは存在せず、剣やメイスなどを活用した血なまぐさい戦いが繰り広げられるようだ。世界には好戦的な盗賊や蛮族のほか、正気を失った感染者などが存在。ときに彼らの方から村を襲撃してくることもあるという。一方うわさでは、世界のどこかには瀕死の感染者すら一瞬で癒す“万能薬”が存在するとのこと。プレイヤーは伝説の薬を求めて、死体の転がる陰鬱な世界を探検することになるようだ。
本作を手がける1M Bits Hordeはブラジルおよびアメリカに拠点を置くゲームスタジオだ。過去には平和な農場を運営するライフシム『Spirit of the Island』を制作している。かわいらしい雰囲気の過去作から作風を一変して、疫病の蔓延する過酷世界でサバイバルする本作が打ち出されるかたちである。本作『Nested Lands』の制作にあたっては、『Valheim』『Medieval Dynasty』『Darkwood』といった作品から影響を受けているとのことだ。
『Nested Lands』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信予定だ。本作公式サイトによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。