脳内物質出しまくりFPS『MULLET MADJACK』ラッシュ感たっぷりの疾走アクションで「圧倒的に好評」スタート。敵を倒し“ドーパミン”を分泌し続けなければ生きられない

 

パブリッシャーのEpopeia GamesとデベロッパーのHAMMER95は5月15日、『MULLET MADJACK』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込2095円。現在リリース記念セールがおこなわれており、5月25日まで10%オフとなる税込1885円で購入可能だ。本作はさっそくSteamにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど、好評を博している。

『MULLET MADJACK』は80~90年代のアニメをイメージしたという、ハイスピードFPSだ。舞台となるのは、ロボットが社会を支配している2090年の世界。この世界の人類はインターネットと結合しており、10秒ごとにドーパミンを分泌しなければ死ぬ体質になっているという。プレイヤーは主人公の「MULLET・MAD JACK 」となり、誘拐された人気インフルエンサー「プリンセス」を救うため戦闘。銃や刀でロボットたちをなぎ倒していく。


ゲームプレイでは、ランダム生成されるステージを進み、出口を目指すことになる。ただし主人公の命には制限時間があり、何もしなければ10秒でゲームオーバーとなってしまう。敵を撃破すると数秒タイムが加算されるため、敵を倒しながらひたすら前に進み、ステージを走り抜けていくのだ。一方ボス戦では時間制限がなくなり、通常のライフ制でのバトルに。じっくりと敵の攻撃をかわしつつ戦うことができるようになっている。

ステージをクリアすると、3つのアップグレードからひとつを選んで主人公を強化することができる。アップグレードは新たな武器や移動速度を上げるものなどのほか、敵の股間を撃ち抜くとタイムの加算が増えるようになるスキルなど、さまざまな種類が存在。また武器はピストルやショットガン、日本刀やプラズマライフルなどが用意されている。さらに主人公はキックを繰り出し、敵を配電盤に突っ込ませるなどして環境キルをおこなうことも可能。好きな手段でロボット軍団を蹴散らし、ドーパミンを噴出し続けるのだ。

 


本作は5月15日に早期アクセス配信が開始された。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約640件中98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。VHS風の画面効果などで演出されているレトロアニメ風の世界観や、ハイスピードで爽快感あるゲームプレイ、アップグレードを選んで強化していくローグライト要素などが好評を得ている。一方で、日本語ユーザーレビューやSNSなどでは、日本語翻訳が不自然な点を課題とする意見が散見される。キャラのセリフなどのほか、光の明滅を警告するシステムメッセージなどにも違和感があるとして、ローカライズの改善を望む声があがっている。

本作を手がけるHAMMER95は、3名でゲーム開発をおこなっているというインディースタジオだ。古いアニメの美を愛する開発者らが集まり、ノスタルジアを取り戻すべく活動しているという。Steam向けにゲームをリリースするのは本作が初めてとなるようだ。

『MULLET MADJACK』はPC(Steam)向けに配信中だ。価格は税込2095円。また現在リリース記念セールがおこなわれており、5月25日まで10%オフとなる税込1885円で購入可能だ。