夢の世界探索ゲーム『Margin of the Strange』発表。『OneShot』開発元新作、“はじめて夢を見る”少年が人生と死に向き合う物語

 

デベロッパーのFuture Cat Gamesは5月15日、『Margin of the Strange』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)となる予定。Kickstarterページが公開されており、5月21日からクラウドファンディングキャンペーンが開始する見込みだ。

『Margin of the Strange』はミステリーアドベンチャーゲームとされている。ガーデニングをテーマに人間の夢の世界に関する物語が繰り広げられるようだ。主人公は、はじめて夢を見る少年のLing。Lingは夢の世界が、ある一種の生態系であり、奇妙な物理法則が作用している異次元の世界であることに気づく。そんな世界を6週間にわたり探索しつつ、Lingは自分自身の人生と死にまつわる謎を解き明かすことになるようだ。


本作については、クラウドファンディングサイトKickstarterのページが公開されており、本稿執筆時点ですでに800人以上のフォロワーが確認されている。Future Cat Gamesによれば、5月21日よりクラウドファンディングを開始し、6月20日までに、6万2812ドル(約980万円)のゴールを目指すようだ。


『Margin of the Strange』を手がけるFuture Cat Gamesは、パズルアドベンチャー『OneShot』を手がけたインディーゲームスタジオだ。同作はピクセルアートで描かれるビジュアルや、主人公ニコを巡ったストーリーなどが高い評価を博している。最新作『Margin of the Strange』についても、主にピクセルアートで展開されるようで、同スタジオの持ち味が活かされるかたちだろう。また「夢の世界」をテーマとして、どのような物語が繰り広げられるかも気になるところだ。

ちなみに本作はFuture Cat GamesのディレクターNightMargin氏が10年以上前に構想していた個人プロジェクトが発端となっているようだ。そして本格的なナラティブアドベンチャーとして2021年から制作を開始。同スタジオ内の新規チームがプロジェクトを支援しつつ開発が進められていたとのことだ。今回の発表によって、その開発段階がさらに進むようだ。Future Cat Gamesは、キャンペーンが成功すれば、より本格的な開発に入ることができる、としている。

なお5月21日には、本作のゲームプレイとアニメーションを含むトレイラーが公開されるとのこと。加えてSteamストアページも近日公開とのことで、続報が心待ちにされる。

Margin of the Strange』はPC(Steam)向けに開発中だ。