『League of Legends』新アプデ14.10にてアイテムに大量の調整入る。マークスマンアイテムにいろいろ調整実施、ファイターやメイジ向けの新アイテムも登場

 

Riot Gamesは5月15日、『League of Legends』(以下、LoL)に向けてパッチ14.10を配信した。同パッチでは、アイテムの調整をはじめとして多くの変更が加えられている。

アイテムの調整としては、主にマークスマン向けアイテムのステータスに変更がおこなわれている。マークスマン向けアイテムはその多くが攻撃力や攻撃速度、クリティカル率といったステータスを向上させていた。今回の調整では、以前より公式ニュースで予告されていた、攻撃力・攻撃速度・クリティカル率のうち2つのステータスに焦点を当てたステータスに変更されている。


アイテム調整の一例として、「クラーケン スレイヤー」にて以前は上記の3ステータスすべてを上昇させることができていた。しかしパッチ14.10では攻撃力+50、攻撃速度+40%、移動速度+7%というステータス上昇に変更。クリティカル率のステータス変化は削除されることとなった。クリティカルアイテムではなく、通常攻撃時の効果に特化したアイテムとしてデザインされているようだ。

そして「ラピッド ファイアキャノン」「ファントム ダンサー」は、攻撃力の上昇効果がなくなった。一方で、価格が安くなったり、攻撃速度のステータスが大きく向上したりしている。「ナヴォリ クイックブレード」も同様に攻撃力ステータスが削除。「ナヴォリ フリッカーブレード」と名前を変え、新たに移動速度と攻撃速度を増加させるアイテムとして生まれ変わった。

加えてクリティカル率を上昇させるレジェンダリーアイテムでは、上昇値が20%だったところを25%に変更された。このことにより、4つのレジェンダリーアイテムでクリティカル率100%を達成させることができる。クリティカル率を軸としたビルドの完成が早まり、チャンピオンの強力な時間帯を早く迎えることができるだろう。


またアイテムの変更はステータスの調整だけではない。パッチ14.10では、メイジ向けの新アイテムとして「黒炎のトーチ」が登場した。瞬間火力を特徴とする「ルーデン コンパニオン」と対照的な存在としてデザインされているようで、持続的にダメージを与えたいバトルメイジやコントロールメイジに向けたアイテムとなっている。固有効果「悪意の炎」は、スキルでダメージを与えると敵を燃やし魔法ダメージを与えるもの。この「悪意の炎」が付与された敵が多ければ多いほど、魔力が増加していくようだ。大勢を相手取る集団戦にて活躍の機会が巡ってくるだろう。

ファイター向けにも新アイテム「覇王のブラッドメイル」が登場。こちらは増加体力の2%が攻撃力として獲得できるアイテムだ。体力を増加させていくファイターにとって、効率よくダメージ量を増加させるのにうってつけのアイテムとなるかもしれない。

ほかにもブーツでは新たに「共生靴底」が追加され、新たな素材アイテム「運命の灰」「偵察兵のパチンコ」なども登場した。一方で「アナセマ チェイン」「ストームレイザー」「モビリティ ブーツ」などといったアイテムがゲームから削除された。

パッチ14.10では上記以外にも多くの項目が調整されている。たとえばチャンピオン「コーキ」のダメージの大半が物理ダメージに変更された。ルーンについても「プレデター」「リーサルテンポ」が削除。複数のルーンツリーに変更が加えられている。詳細については、公式パッチノートを参照されたい。

League of Legends』はPC向けに基本プレイ無料で配信中だ。