ダンジョン探索サバイバルホラー『Tower of Mask』Steamにて無料デモ版公開。「リアルタイムバトル」が彩る孤独な旅路

Papertip Studioは5月14日、ダンジョン探索型サバイバルホラー『Tower of Mask』のデモ版をSteamにて公開した。ゲームの冒頭が約1時間プレイできる。

個人デベロッパーのPapertip Studioは5月14日、『Tower of Mask』のデモ版をSteamにて公開した。本作はPC(Steam)向けに発売予定、日本語字幕に対応している。体験版ではゲームの冒頭が約1時間プレイできる。

『Tower of Mask』は、一人称視点でダンジョンを探索して敵とも戦う、ダンジョン探索型サバイバルホラーゲームである。本作の舞台は、奇妙な仮面たちがひしめく「仮面の塔」だ。言い伝えによると、塔内部にはゴブリンや巨人、ドラゴンといった怪物が生息。未知の道具や闇の魔法なども存在しているという。塔の実態を語れるものはいない。一方で塔の最上階へ到達し、悪を滅ぼしたものには、最高の名誉が約束されていた。本作でプレイヤーは、仮面の塔へ挑戦。謎めいた塔内部を探索し、怪物たちと戦いながら、最上階を目指すのだ。アイテムを駆使して先へ進む、孤独な旅が待ち受けている。


仮面の塔の探索は、リアルタイムな一人称視点によって展開されていく。塔内部には、トラップや鍵のかかった扉などが多数ある。奇妙な仮面の敵も徘徊しており、危険や謎に満ちている。本作では、そんな塔の探索が一人称視点で描かれ、壁に配置されたレバーをマウスで動作させたり、素早く移動して罠を回避したりなど、没入感ある視点でダンジョンを探索するのだ。仮面の塔には隠しスイッチや感圧板なども存在。パズルの報酬として、隠しアイテムも用意されているという。

また本作では3DダンジョンRPG式の移動と、リアルタイムな近接戦闘が組み合わせられている。具体的には、本作ではグリッド単位で前後左右へ移動し、キー操作によって視点を左右に回転させる、3DダンジョンRPG式の移動システムとなっている。一方で敵との遭遇時には、リアルタイム戦闘が展開。拳や近接武器で敵を殴ったり、敵の攻撃を盾で防いだりなど、バトルはアクションとして表現されている。古典的なダンジョンRPGのシステムに、アクション戦闘が取り入れられているわけだ。

 


要素としては、本作ではゲーム開始時にプレイヤーキャラクターを作成。兵士や盗賊など、いくつかの素性が用意されており、それぞれパラメーターが異なっている。武器や防具の更新や、レベルアップによる能力の割り振りといった成長システムも採用されているそうだ。また開発者によるジャンル表記やプレスリリース内では、本作はホラーゲームと称されている。ダンジョン内には、何らかの恐怖が待っているのだろう。


今回公開された体験版では、本作の冒頭部分がプレイ可能。プレイ時間は約1時間程度とされている。筆者がプレイした限りでは、プレイヤーキャラクターの作成や、スイッチを操作して進むダンジョン探索、仮面をつけた敵との戦闘などが待ち受けていた。

なお本作は、個人デベロッパーのPapertip Studioが開発している。公式X(Twitter)アカウントを見る限りでは、2024年3月頃よりX上にて開発中の動画を公開。5月のポストによれば、本作は『Legend of Grimrock』や『バイオハザード』シリーズ、『ドラゴンクエスト』シリーズなどの影響を受けているようだ。


『Tower of Mask』は、PC(Steam)向けに通常価格1299円で発売予定。Steamストアページ上の記載では、2024年リリース予定となっている。またデモ版は、Steamにて無料公開中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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