謎解きメトロイドヴァニア『ANIMAL WELL』“ほぼ説明なし”の手探りアクションがさっそく大好評。光とドットが織りなす幻想的な迷宮をくまなく探索

個人デベロッパーBilly Bassoは5月9日、メトロイドヴァニア『ANIMAL WELL』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリース直後、本作はさっそく好評を集めている。

個人デベロッパーBilly Bassoは5月9日、謎解きメトロイドヴァニア『ANIMAL WELL』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch。Steamストアページによるとゲーム内は日本語表示に対応している。リリース直後、本作はさっそく好評を集めている。
【UPDATE 2024/5/8 11:33】
対応プラットフォーム一覧を修正

『ANIMAL WELL』は入り組んだ迷宮を探索し、パズルを解きながら進むメトロイドヴァニア。プレイヤーは透明なスライムのような主人公を操作。迷宮内にはさまざまなギミックや恐ろしくも美しい生き物たちが出現するが、プレイヤーに敵を倒すための力や特別な能力はそなわっていない。周りの環境を注意深く観察し、相互に作用する関係を発見して利用、アイテムを駆使しながら、自身の知恵を武器として迷宮に立ち向かっていくことになる。

ゲーム内でダイアログはほとんど表示されず、チュートリアルも存在しないようだ。迷宮内ではさまざまなアイテムを発見することができるが、その用途やどういった効果を持っているかはゲーム内で説明されない。実際にアイテムを使い、プレイヤー自身の手で試行錯誤しながら、そのアイテムに隠された複数の用途を解き明かしていくことになる。ストアページによるとゲームの本編は、ほんの始まりにしかすぎないとのこと。プレイヤーは長い時間をかけて隠されたパズルを発見していくことになるようで、数多くの秘密、そしてルートが用意されているのだろう。

本作は、本稿執筆時点で約650件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。同時接続数も右肩上がりに増え続け、現在は約6000人と、驚異的な数字をたたき出している(SteamDB)。ユーザーレビューの中では今まで体験した中で最高のメトロイドヴァニアとして本作の名前を上げる声も多く見られる。自らの手で謎を解き明かすことが本作の大きな肝となるため、ここでは多くは語れない、実際にプレイしてみてほしいというレビューも多い。興味を持った方は実際にプレイしてみるのが一番よいだろう。


本作の開発を手がけたBilly Basso氏は個人ゲーム開発者だ。同氏は7年前から開発を続け、夜と週末の大半の時間をこのゲームの開発に費やしてきたという。さらには完成のため2年ほど前に仕事をやめ、本作の開発に時間を注いできたようだ。同氏の自信と情熱が詰まった内容となっていることがうかがえる。

また本作のパブリッシングを手がけたBigmodeは “Videogamedunkey” の名で知られる登録者750万人超えの人気YouTuber、Jason Gastrow氏が中心となって2022年に設立されたインディーゲームパブリッシングスタジオ。最高のゲームを世に送り出すことを目標としており、本作が第一作目のパブリッシング作品になっている。


『ANIMAL WELL』はPC(Steam)/PS5/Nintendo Switchにて発売中。価格は2950円のところ、リリース記念セールで5月24日まで10%オフの2655円で購入可能だ(いずれも税込)。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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