オンラインゾンビサバイバル『DayZ』最新DLC「Frostline」正式発表。雪深い過酷な新エリアでは新動物ハンティングや進化した釣りシステムなど新サバイバル要素満載

 

デベロッパーのBohemia Interactiveは5月10日、『DayZ』の最新拡張DLC「Frostline」を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外PS4/Xbox One。ゲーム内は日本語表示に対応予定。2024年秋の発売を予定している。

『DayZ』は、オープンワールドのゾンビサバイバルゲームだ。本作の舞台となる世界では、ウイルスの拡大により人口の半分がゾンビと化してしまっている。プレイヤーはそんな終末世界にて、数少ない生き残りの一人としてサバイバル生活を送ることとなる。物資を集め、道具をクラフトし、拠点を設け、襲い掛かる感染者や野生の動物を撃退していく。ときにはほかのプレイヤーと協力もしくは衝突しながら、1日でも長い生存を目指していく。


このたび発表された最新DLCである「Frostline」は、本作に新たな大地「Sakhal archipelago」を追加する内容だ。Sakhal archipelagoは83平方キロメートルにも及ぶ広大な土地で、その大半が雪原に覆われた雪国となっている。雪原のほかにも火山地帯や過酷な山岳地帯など、ユニークなロケーションがいくつか存在するようだ。公開されている数枚のスクリーンショットからは、大自然に点在する田舎町やパイプラインなどがむき出しになった工場地帯など、興味深いロケーションを確認することができる。

また「Frostline」では、雪国特有の新たな状態異常や進化した釣りシステムなど新たなゲームメカニクスも多彩に用意されるとのこと。低温で凍えてしまうといった極寒の大地特有の問題に直面することになるのかもしれない。また本DLCではほかにも、冬をイメージした新たな装飾アイテムやコスメティックアイテムが多数追加されるとのこと。雪国特有の衣装に身を包みながら、新たに追加される不毛の大地を歩き回ることができるようだ。


Steamストアページにて公開されているスクリーンショットからは、ウサギやトナカイといった新たに追加される動物たちの姿も確認することができる。新たな動物たちが雪原でどのように振る舞い、またプレイヤーにどのような恩恵をもたらせてくれるのか注目したい。

『DayZ』はFPS『ARMA 2』の人気Modを前身としており、2013年12月にスタンドアロン版としてSteamにて登場したタイトル。本年度に入ってもその人気は衰えることなく、常時およそ4万人の同時接続数を記録しているようだ(SteamDB)。人気作の最新DLCの追加により、終末世界の人口に新たな賑わいが期待できるだろう。


『DayZ』の最新DLC「Frostline」は、PC(Steam)および海外PS4/Xbox One向けに2024年秋に発売予定だ。本DLCのプレイには、本編となる『DayZ』が必要であることは留意したい。新たに追加される過酷な雪国でサバイバル生活をおこなってみたい人は、ぜひ本DLCをウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。