渋谷アクションRPG『レナティス』では、『新すばらしきこのせかい』とのコラボストーリー登場へ。メーカーの垣根を越え、渋谷で繋がる相性バッチリコラボ
フリューは5月9日、『REYNATIS/レナティス』のゲーム内にて『新すばらしきこのせかい』とのコラボを実施すると発表した。『REYNATIS/レナティス』は7月25日にPS4/PS5/Nintendo Switch向けに発売予定。ゲーム内コラボでは、ゲーム中のサブクエストとして『新すばらしきこのせかい』のキャラクターたちが登場するそうだ。
『REYNATIS/レナティス』は、立場の異なる2人の主人公が渋谷で出会い抑圧からの解放を目指す、ジュブナイルアクションRPGである。本作の舞台は、魔法を使える者が存在する世界だ。少数派の魔法使いたちは、一般人から畏怖の対象とされてきた。本作の主人公の1人霧積真凛は、魔法が使える19歳の大学生だ。真凛は14歳の時に遭遇した事故をきっかけとして、魔法に覚醒。以降は魔法使いであるために、抑圧された日々を過ごしてきた。またもう1人の主人公・西島佐理は、魔法機動隊に所属する若手隊員だ。彼女は元警察官であり、2021年春に渋谷で起こった事件を契機として力に目覚め、秩序を守ろうとしているという。
本作では真凛が「最強になれば開放される」という父の言葉を頼りに、自由を手に入れるべく渋谷へ降り立つ。魔法対策法に基づいた夜間外出自粛要請がすっかり形骸化した渋谷で、抑圧されてきた真凛と正義を貫く佐理が出会い、物語が動き出す。異なる立場の主人公2人が抑圧からの解放を目指す物語が描かれる。本作で抑圧/解放を切り替えてゲームを進めていく。探索においては、抑圧モードでは素性を隠して行動し、一般市民との会話やクエストの受注などができる。解放モードでは、魔力を使った探索ができるものの、一般市民から通報されてしまい、手強い取締官が現れるという。また戦闘では、抑圧モードは攻撃できず、解放モードでは無防備な状態になる。抑圧と解放、2つのモードを切り替えながらゲームを進めていくわけだ。特徴としては、ゲーム中の渋谷に実在の店舗が登場する点も挙げられるだろう。
また『新すばらしきこのせかい』は、スクウェア・エニックスから2021年に発売された、『すばらしきこのせかい』シリーズのアクションRPGである。同作では3Dで表現された渋谷を舞台に、新主人公のリンドウが生死をかけた「死神のゲーム」へ巻き込まれる。勝てなければ自分の存在が消滅するというルールのゲームでほかの参加者と順位を競い、もう一つの渋谷・UG(アンダーグラウンド)から戻ろうとする、サイキックを駆使した戦いが描かれていく。なおSteamのユーザレビューでは、記事執筆時点で617件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。
本作『REYNATIS/レナティス』と『新すばらしきこのせかい』は、どちらも渋谷が舞台であるという共通点から、4月のエイプリルフールの際にもコラボが実施されていた。今回の発表では『REYNATIS/レナティス』において、『新すばらしきこのせかい』とのゲーム内コラボ実施が発表されたかたちだ。
コラボストーリーでは、真凛が見慣れないバッジを拾ったことをきっかけに死神ゲームに巻き込まれてしまう。死神のショウカも登場し、真凛たちは死神ミッションへ挑んでいくそうだ。ゲーム内コラボは、サブクエストとしてプレイ可能。『新すばらしきこのせかい』を堪能できる特別ステージで、2作品のキャラクターたちが織りなすストーリーが展開される。またコラボ関連では、トレイラーや画像などが公開されている。ショウカ以外にも数名のキャラクターが登場するそうだ。
『REYNATIS/レナティス』は、PS4/PS5/Nintendo Switch向けに7月25日発売予定だ。また『新すばらしきこのせかい』は、PS4/Nintendo Switch/PC(Steam/Epic Games Store)向けに発売中だ。