罪人矯正労働ゲーム『就労!!わんわんヒューマン』Steam向けにお披露目。罪人を“犬”に矯正するホワイト企業で、矯正官として犬のように働く

samezakistudioは5月8日、『就労!!わんわんヒューマン』のSteamストアページを公開した。罪人を矯正していくノベルゲームだ。

ゲームデベロッパーのsamezakistudioは5月8日、人間ガチ犬化ADV『就労!!わんわんヒューマン』のSteamストアページを公開した。ゲーム内は日本語インターフェイスに対応予定で、2024年内の発売を予定している。

『就労!!わんわんヒューマン』は、罪人を矯正していくノベルゲームだ。プレイヤーは天使たちが集うビッグホワイト企業「エンジェル・エンタープライズ」に所属し、罪人を矯正する「矯正官」として勤務することとなる。プレイヤーは罪人との会話を通して、罪人に矯正が必要かどうかを判断していく内容となっている。本作の舞台は天使、悪魔、そして罪人が入り混じった街となっており、個性的なキャラクター同士の関係性も気になるところだ。


本作においてプレイヤーが課せられるメインの“労働”は、罪人との尋問となっている。4ターンの会話を通して罪人を評価し、矯正が必要な場合は“教育”が執行される。なお教育が必要な罪人は、可愛らしい犬に変えられてしまうようだ。また本作には矯正官としての労働以外にも、ライバル企業をこき下ろす嘘レビュー投稿労働、ラジオ修理労働、売店レジとしてのバイトなど、多数のミニ労働が実装されている。身を粉にして犬のように働き、ビッグホワイト企業に勤めることのありがたみを享受するのだ。


『就労!!わんわんヒューマン』の開発を手がけるインディーデベロッパーのsamezakistudioは、ゲーム開発者・鮫崎氏によるスタジオだ。本作は東京ゲームダンジョン4にて体験版として出展されたタイトルで、Steamにて製品版がリリースされることが発表されたかたちだ。

同氏は過去に“ドットひとつから始まる”マルチエンディングADV『PPI』(関連記事)、短編ノベルゲーム『就労!アクマ・デ・カンパニー』などをリリース。また百合×怪異×探偵をテーマとしたノベルゲーム『4日後に死ぬ!』を手がけている。『4日後に死ぬ!』は、ノベルゲームコレクションならびに、BOOTHからのダウンロードが可能となっている。独創的な世界観や個性豊かなキャラクターたちが織り成す物語定評を得ており、本作においても同氏の作品の持ち味が存分に発揮されていることだろう。


『就労!!わんわんヒューマン』は、PC(Steam)向けに2024年内に配信予定。また体験版はitch.ioBOOTHにて公開されている。矯正官として罪人を矯正したい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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