吸血鬼サバイバル『V Rising』、強敵だらけの新エリアや『悪魔城ドラキュラ』コラボなど新要素どっさりで正式リリース。プレイヤーも爆増
デベロッパーのStunlock Studiosは5月8日、ヴァンパイア・サバイバルゲーム『V Rising』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示にも対応している。正式リリースに際してバージョン1.0が配信され、多岐にわたる新要素も実装されている。なお本作は2024年内にPS5向けにもリリース予定だ。
『V Rising』は、ヴァンパイアを主人公とするマルチプレイ対応の見下ろし型視点サバイバルゲームだ。ダークファンタジーなオープンワールド世界「ヴァルドラン」を舞台に、敵と戦い血液を吸い取り、自身を強化しながらサバイバルをおこなう。また、素材を集めて加工し、領主として自らの城を建設する要素なども用意。このほか強敵「Vブラッド」たちを倒すことで新たなアビリティやクラフトレシピを開放できるシステムも特徴となる。
本作は2022年5月にPC(Steam)にて早期アクセス配信が開始され、その後アップデートを重ねるなかで、新たなエリアや武器、城の建設技術などのコンテンツが追加。早期アクセスでのユーザーレビューも含むと、約7万件のうち88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。早期アクセス配信時点で高い人気と評価を獲得していた作品だ。
そんな本作が5月8日、ついに正式リリースを迎えた。あわせて配信されたバージョン1.0では新エリア「モルティウムの遺跡」が実装。作中世界にてかつて君臨し、封印されたドラキュラの軍勢が眠る雪深い地だ。プレイヤーはこの地にて、ドラキュラに仕えた軍勢や将軍たちを相手にレイドバトル風の死闘を繰り広げることになる。
さらなる新要素として、コナミの『悪魔城ドラキュラ』とのコラボが実施され、同シリーズのキャラクターであるシモン・ベルモントが敵として登場。倒すことができれば新武器となる鞭を手に入れられる。
このほか自らの城を別のロケーションに移動させる引っ越し機能が実装。またアビリティシステムが刷新され、Vブラッド撃破時にはアビリティではなく対応する流派のスペルポイントが獲得できる仕組みになった。それぞれの流派・ランクのスペル(アビリティ)の中から任意のスペルを選んで開放していく方式となっており、従来よりも自由度高くビルドを構築できるようになっている。
正式リリース後の本作にはさっそくプレイヤーが集まっており、同時接続ユーザー数は直近でピーク時7万8164人を記録(SteamDB)。これまで5000人前後で推移していたところから大きく増加を見せている。アップデート後のユーザーレビューではアクションやサバイバルクラフト要素といった持ち味が引き続き評価されているほか、新たにコントローラーに対応した点なども好評のようだ。
さまざまな新要素を引っ提げて正式リリースとなった『V Rising』。新要素のほかにも、グラフィックの向上やゲームエンジンのアップグレードなどもおこなわれており、最適化されつつより美しいグラフィックでヴァルドランの地を冒険できるだろう。なお昨年9月時点ではバージョン1.0以降も本作に向けてはさらなる新コンテンツが開発されていくことが示唆されていた。年内に予定されているPS5版も含め、今後の展開にも注目したい。