デッキ構築型“強奪”RPG『Deception Engine』発表。「都市の心臓」を狙う強盗団に潜入するスパイスリラー、『クロノアーク』開発元が贈る

Al Fineは5月3日、『Deception Engine(デセプションエンジン)』を発表した。『Chrono Ark(クロノアーク)』の正式リリースにあわせて、新プロジェクトが発表されたかたちだ。

韓国のデベロッパーAl Fineは5月3日、『Deception Engine(デセプションエンジン)』を発表した。『Chrono Ark(クロノアーク)』の正式リリースにあわせて、新プロジェクトが発表されたかたちだ。

『Deception Engine』は、サスペンスに満ちたノワールストーリーが描かれるという、デッキ構築型ヘイストRPGだ。本作の舞台は、11の都市が存在する世界。犯罪組織「Engine Raiders」は、支配の街を復活させるため、各都市の心臓部であるエンジンを狙っていた。本作の主人公は、Engine Raidersに対抗する都市「ユートピア」のスパイとして、Engine Raidersの幹部を装って潜入する。世界の終わりと裏切り、そして強奪。緊張感のある物語が繰り広げられるようだ。

前作『Chrono Ark』のスクリーンショット


本作を手がけているAl Fineは、韓国のデベロッパーだ。過去作としては、パーティー編成要素なども加えたデッキ構築型のローグライクRPG『Chrono Ark』を制作している。『Chrono Ark』では、2019年12月にSteamにて早期アクセス配信が開始。4年以上に渡るアップデートによって多数のコンテンツを追加し、2024年5月3日に正式リリースを迎えている。Steamのユーザレビューでは、記事執筆時点で約6900件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。プレイヤーからは、独自の要素を取り入れたシステムやシビアなバランス、ストーリーなどが評価されてきた。


本作『Deception Engine』は、デッキ構築型のヘイストRPGと称されている。詳細は不明ながら、『Chrono Ark』の戦闘をより洗練させたシステムが搭載されている。ビジュアルやダンジョン探索といった要素も含めて、ヘイストの様子が描かれるようだ。また要素としては、『Darkest Dungeon』や『XCOM』シリーズのような基地管理システムが存在。サスペンスに満ちたノワール調のストーリーが、戦闘や基地管理と共に展開されていくという。なおAl Fineのディレクターであるイ・ヒョンジュ氏は、告知の中で『Chrono Ark』の経験を活かして、より良い作品を作りたいと語っている。同作を完成させたAl Fineの新プロジェクトに期待したいところだ。

『Deception Engine』は、開発中。また『Chrono Ark』は、PC(Steam)向けに正式発売中。5月17日までは、25%オフの2100円で購入できる。正式リリースにあわせて、水着DLC「Summer Twilight」も配信されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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