VRバトルロイヤルシューター『Contractors Showdown』、没入感がすごいと人気博す。「自分の手」で戦い抜くので、相手のマガジンも勝手に触れる

Caveman Studioは4月26日、VR専用バトルロイヤルシューター『Contractors Showdown』を発売した。同作はさっそく盛り上がりを見せているようだ。

デベロッパーのCaveman Studioは4月26日、VR専用バトルロイヤルシューター『Contractors Showdown』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/Meta Questストア)。ゲーム内は日本語表示に対応している。同作はさっそく盛り上がりを見せているようだ。

『Contractors Showdown』はオンラインマルチプレイ対応のバトルロイヤルシューターだ。プレイヤーは最大3人のチームを組み、広大なフィールドに落下。時間と共に狭くなる円形の範囲のなかで、60人のプレイヤーどうしが最後のチームとなるまで戦う。本作はVRヘッドセットを装着してプレイする作品である。

本作はバトルロイヤルシューターにおける、あらゆる動作が臨場感のあるVRで体験可能。開始地点を選ぶパラシュートでの降下や戦闘のための物資の補充、銃の射撃からリロード、回復や蘇生といった行為を自分の手で行うことができる。

本稿執筆時点でSteamストアページでも「非常に好評」、Meta Quest ストアでも79%のユーザーが最高評価である5つ星を投じるなど好評を博している。完成度の高いVRバトルロイヤル体験が評価されているようだ。またSteam / Meta Quest間の異なるプラットフォームで同時にプレイ可能であり、本稿執筆時点ではプレイヤーの数も多く、快適なマッチングが可能とのことだ。


武器となる銃もハンドガンからアサルトライフル、スナイパーライフルなどさまざまな武器が登場。武器ごとのメカニクスもきちんと作りこまれており、リロードや射撃の方式も武器ごとに異なるため、多彩なガンアクションが自分の手で楽しめる。

そんな本作だが、前述の通りリロードはマガジンを直接自分の手で交換する必要がある。銃はあらゆるパーツが干渉しあうため、手に持ったマガジンで空になったマガジンを弾き飛ばす、いわゆるAK系統のエマージェンシーリロードも可能なほか、手が届きさえすれば、どうやら相手の銃にも干渉できてしまうらしい。

VTuberとして活動するなでしこ大和氏が自身のYouTubeチャンネルで配信していたある場面では、戦闘前の待機場所にて同氏が構えたライフルのマガジンを相手が勝手に掴んで引き抜いている様子がうかがえる。相手は取ったマガジンを見せびらかすような仕草も。対人シューターとは思えないやりとりとなっている。実際、マガジンを抜いてしまえばそれ以上は弾を撃てないため、至近距離においては有効な戦術かもしれない。銃を構えてこちらを狙っている相手に歩いてうまく接近できた時は、狙ってみるのもひとつの手だろう。

ただ愉快な仕様なだけではなく、本作の銃の作りこみも戦闘シーンからうかがえるだろう。こちらでは直接スコープを覗きながら降下中の相手を遠距離から狙撃。ボルトアクションで排莢、マガジンをリロードして弾をチェンバーに送るという一連のアクションが見られる。ガンマニアにはたまらないアクションができるわけだ。

しかし、すべてを自分の手で操作できるということは、それによるミスも自分の手で起きるということ。こちらは屋上から敵を射撃する一幕。撃ち返しに対して投擲物で応戦しようとするも、慌てていたのかピンを抜いたフラッシュバンを自分の足元に転がしてしまった。手の動きがダイレクトにゲーム内に反映されるVRゲームらしいミスといえる。手榴弾でなかったことが不幸中の幸いだろう。

また本作はバトルロイヤル形式となっており、自分のチーム以外はすべて敵である。オープンチャットも搭載されているが、ハンドサインを使ったVRゲームらしいかたちで意思疎通を取ることも可能

VR専用シューターは数多くリリースされているが、その中でもとくに本格的なバトルロイヤル体験が楽しめる本作。4月29日にはアップデートも実施されており、今後も継続的アップデートが続けられていくのかもしれない。VRデバイスを持っている方はプレイしてみるとよいだろう。

『Contractors Showdown』はPC(Steam/Meta Questストア)で発売中。ゲーム内は日本語表示に対応している。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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