デベロッパーのDreambyte Gamesは4月26日、最大4人協力対応のサバイバルホラー『FOREWARNED』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応している。正式リリースに合わせて、新たな敵、マップ、墓所の追加のほか、儀式の刷新などがおこなわれている。
『FOREWARNED』は、古代エジプト遺跡を探索する最大4人協力対応のサバイバルホラーゲームだ。プレイヤーは考古学者チームの一員となり、古代エジプト遺跡を発掘。アイテムなどを駆使して遺跡の謎を解き明かしながら、「メジャイ」と呼ばれる敵を特定し、遺跡に眠る宝の数々を収集することを目的とする。メジャイにより死亡したプレイヤーは、死後にミイラとして蘇ることも可能。生存しているプレイヤーを導くことも、妨害することもできる。
本作は2021年9月より早期アクセスでの配信を開始し、本稿執筆段階でのSteamユーザーレビューでは約4250件中91%を好評とする“非常に好評”タイトルを獲得している。敵たるメジャイごとに特徴が強く、攻撃などへの対処方法がさまざま存在。探索ごとに新鮮な体験ができる点が高い評価の一因となっている。さらに探索においては、協力・妨害のどちらも可能で、楽しくマルチプレイできる点なども好評を博している。そんな考古学ホラーが最新アップデート「Final Reckoning」をもって正式リリースしたかたちだ。
『FOREWARNED』の正式リリースとなる本アップデートでは、複数の要素を含む大型コンテンツが実装されている。まずプレイヤーの敵となる本作7体目のメジャイ「Ptahmes the resilient」が実装された。Ptahmesの過去を解明するためのノートはマップ上に10個以上配置されており、なかにはPtahmesの性質について書かれたものもあるようだ。
新たに追加された2種類の新マップ「Secret Temple of Ptah」と「Royal Outskirts」は、それぞれ特殊なギミックを新たに実装したマップとなっている。またプロシージャル生成される“墓所”と呼ばれるマップルームに、新たに30種類のバリエーションが追加されているとのこと。墓所で発生する新たな霊障やホラーイベント、パズルや生命体にも注目したい。さらに新ツール「Hierodex」の追加により、複雑なパズル暗号を解くことも楽しみのひとつとなることだろう。
本アップデート「Final Reckoning」では、プレイヤーがメジャイを特定するための儀式が刷新されている。まずメジャイは儀式の囲いから脱獄し、プレイヤーを妨害しようと試みるように変更されたようだ。さらにメジャイを具現化させるために、メジャイの弱点次第で使用方法が変わってくる新たなアイテム「Ritual Wards」が追加されている。これらのチャレンジ要素の追加は、これまでの儀式により深みを持たせてくれそうだ。
なお本アップデートでの複雑化するゲームシステムを受けて、報酬システムにも手が加えられている。死亡時にすべての経験値を失っていたシステムは撤廃され、今後は“チームのひとりでも生存できれば”死亡時に特定のパーセンテージが経験値から引かれるように緩和されている。なお引かれる経験値は難易度によって変動する。ほかにもバランス調整やバグ修正などが多数発表されているため、詳細は公式パッチノート(英語)を確認されたい。
『FOREWARNED』はPC(Steam)向けに配信中。さらに深みを増した古代エジプト探検をしてみたい人は、ぜひ本作を手に取ってみてはいかがだろうか。