レベルファイブは4月25日、ロボットアクションRPG『メガトン級ムサシW(ワイアード)』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/PS4/Nintendo Switch。本作の発売にあたり、英語圏からはなぜか困惑の声が上がっているようだ。
『メガトン級ムサシW(ワイアード)』は、レベルファイブが開発しているロボットアクションRPG。舞台となるのは異星人により人類の99.9%を滅ぼされた地球。主人公の一大寺 大和をはじめとするパイロットたちは地球を奪還するためローグと呼ばれる巨大ロボットに搭乗し、異星人との過酷な闘いに身を投じていくことになる。また本作はマルチプレイにも対応。搭乗するロボットのカスタマイズ要素も豊富に用意されており、自分好みのロボットでミッションに挑むことができる。
本作は『メガトン級ムサシ』シリーズの最新作。第一作目の『メガトン級ムサシ』、基本プレイ無料としてリリースされた『メガトン級ムサシX(クロス)』に次ぐ三作目となる。一作目と二作目の内容を完全収録したうえで、その後の物語を描いた追加ストーリーも収録。複数プラットフォーム間のクロスセーブ、クロスプレイにも対応し、多数の新要素を実装しての続編となる。さらに本作は英語を含む計8言語に対応。そして対応プラットフォームに今回新たにPC(Steam)が追加された形となる。
本作はSteamストアに登場後さっそく高評価を集めており、本稿執筆時点で90%のユーザーが好評を投じている。しかし英語圏SteamユーザーレビューやReddit上ではなぜか困惑の声がちらほらと上がっている。いわく、「こんなに面白そうなゲームなのに、まったく存在を知らなかった」とのことだ。なぜ本作がこんなにも注目されていないのかという疑問の声もあり、レベルファイブは本作の海外向けプロモーションをまったくしていないのではないか、もったいない、と前述のスレッドは賑わいを見せている。
ちなみに、本作の全世界リリースに際してまったくプロモーションがおこなわれていなかったわけではないようだ。というのも、海外向けのプレスリリースは4月25日に発射されていたことがGames Pressなどで確認できる。また、公式Xアカウントによる発売に則した宣伝活動も確認できるなど、海外向けにプロモーション自体は行われていたようだ。
一方でTwitchやYouTubeなどにおける動画コンテンツの投稿本数は多いとはいえず、インフルエンサーなどを通してはあまり見る機会のないゲームとなっていた様子。また本作はシリーズものであるが、これまでの作品が国内向けにコンソールプラットフォームで展開されていたこともあり、英語圏のユーザーからの知名度は低かったものと思われる。その結果として、やたら豪華な謎のゲームが、何のプロモーションもなく突如リリースされた形に見えたのだろう。一応宣伝はされていたわけだ。
そんな困惑の声があがりつつも、プレイしたユーザーからのレビューはおおむね高評価。爽快なアクションとロボットアニメを彷彿とさせるストーリー展開や演出が広く受け入れられているようだ。中には本作の知名度を上げるためにレビューを投稿する、といったユーザーも見受けられる。本作の存在は海外にも口コミで広まり、より多くの人にその魅力を知られているようだ。
『メガトン級ムサシW(ワイアード)』はPC(Steam)/PS5/PS4/Nintendo Switchにて発売中。限定コンテンツを収録した『メガトン級ムサシW(ワイアード) デラックスエディション』も同時発売されている。また前作を所持していたユーザーはセーブデータを引き継いでプレイすることも可能。