“圧倒的好評”ドワーフ生活シム『Dwarf Fortress』Steam向けベータで新モード追加し、プレイヤー数大幅増加。ドワーフは要塞を飛び出し、ついに冒険の旅へ

パブリッシャーのKitfox Gamesは4月18日、ドワーフ生活シミュレーションゲーム『Dwarf Fortress』のPC(Steam)版に向けて、新モード「Adventure Mode」をベータとして配信開始した。配信直後からさっそくSteam同時接続プレイヤー数の大幅増加を見せている。

パブリッシャーのKitfox Gamesは4月18日、ドワーフ生活シミュレーションゲーム『Dwarf Fortress』のPC(Steam)版に向けて、新モード「Adventure Mode」をベータとして配信開始した。配信直後からさっそくSteam同時接続プレイヤー数の大幅増加を見せている。


『Dwarf Fortress』は、Bay 12 Gamesが手がけフリーウェアとして2006年から提供されているドワーフ生活シミュレーションゲーム。水や食料を確保してサバイバルをおこないながら、資源を集め拠点となる要塞を建設しドワーフたちの文明を築くこととなる。そのゲームプレイのコア要素はそのままに、ビジュアルやUIなどが刷新されたバージョンが、Steam/itch.io向けに2022年12月6日に配信された。


今回本作Steam版に向けて、ベータとして「Adventure Mode」が配信開始された。同モードではプレイヤーは要塞を飛び出し一人の冒険者となる。自身のキャラクターをクリエイトし、仲間を集めクエストをこなし、モンスターと戦いながらプレイするたびにランダム生成される世界を冒険していくモードとなる。同要素を含むベータ版は、Steamライブラリの本作プロパティ画面における「ベータ」画面から導入できる。

本作は以前より人気を博している。本稿執筆時点で、Steamでは2万3654件のユーザーレビューが投稿されており、そのうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスとなっている。また、ベータ版配信日のSteam版の同時接続プレイヤー数を見てみると、それまで1500人前後で推移していたプレイヤー数が、ピーク時には約3400人にまで到達(SteamDB)。本作の根強い人気がうかがえる。


「Adventure Mode」はもともと、フリーウェア版に実装されていた要素。リメイク版である本作にも、以前から実装の予定がアナウンスされており開発が進められており、昨年10月には公式ニュースハブにて、実装までのロードマップも公開されていた。それが今回、ベータ版にてついに実装となったわけだ。「Adventure Mode」には今後もさまざまな要素を追加するとのこと。正式実装の具体的な日程は現在も未定であるものの、開発者は熱心なファンに支えられていることに感謝を述べながら新要素にむけて開発を続けていく姿勢を見せている。

『Dwarf Fortress』は、PC(Steam/itch.io)向けに配信中。フリーウェアのオリジナル版の提供および開発も継続されている。「Adventure Mode」を含むベータ版は、Steamライブラリの本作プロパティ画面における「ベータ」画面から導入できる。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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