人気おとぎ話国づくりシム『Fabledom』5月13日正式リリースへ。赤ずきんやドラゴンなど童話のキャラが生きる世界に国を築き、隣国の王子や王女とロマンス
パブリッシャーのDear VillagersとDoyoyo Gamesは4月18日、Grenaa Gamesが手がける『Fabledom』を、5月13日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。またNintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けにも2024年内に配信されることがあわせて発表されている。
『Fabledom』は王国街づくりシミュレーションゲームだ。舞台となるのは、おとぎ話のなかのようなファンタジー世界。地上では巨人や羽のついたブタなど不思議ないきものたちが暮らしており、空ではホウキにまたがった魔女やドラゴンがゆったりと飛んでいる。プレイヤーはこの魔法世界にて何もないところから村を作りつつ、ロマンスしたり隣国と交流したりして、移りゆく季節のなかで自分の国を発展させていく。
ゲームスタート時点では、国には少数の村人と資源のほかには何も存在しない。木や石など資源を集めつつ、家や畑、道などを建設して村を作っていく。始めは手狭なマップだが、近隣の土地を購入して拡大することが可能。そうして領土を拡大しつつ移民を迎え入れて住民を増やしていく。ゲームが進行すれば隣国と交流し、交易などをおこなえるようになる。
本作の世界は平和なだけでなく、トロールなど敵対的なモンスターも存在。城壁を建てて国を守ったり、ヒーローや兵士を雇って隣国と戦ったりと戦闘要素も用意されている。また赤ずきんの少女から狼に困っていると相談が持ちかけられたり、雲まで届く大きな豆の木を育てることになったりすることも。童話をモチーフとしたイベントたちも本作の特徴のひとつとなっている。
また、ロマンスをするのも本作の大きな目標のひとつである。隣国にはさまざまな王子さまや王女さまが存在している。手紙を送ったりデートをしたりして好感度を高めていけば、結婚することが可能だ。結婚した相手によって、それぞれ違ったボーナスや施設が手に入る。そうしておとぎ話に出てくるような素敵なお城を建てて、ふたりでいつまでも幸せに暮らしていくのだ。
本作は2023年4月に早期アクセス配信が開始された。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約2800件中89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。かわいらしく心安らぐ世界観や、ゆるめに遊べるゲームプレイなどが好評を得た。2023年10月にはSteamの本作公式ニュースにて、売上が10万本を突破したことが報告されている。開発元のGrenaa Gamesは2名で本作を制作しているといい、小規模な開発チームながら多くのプレイヤーを集める人気作となっている。
そんな本作が今回、5月13日にバージョン1.0として正式リリースされることが発表された。バージョン1.0では、トロールによる侵攻が追加されるという。トロールは新たに追加される施設Mystic mineを狙って、王国内に居着いてしまうそうだ。軍を編成して彼らを撃退する必要があるとのことである。さらにとあるファンタジー風の生き物がやってくる災害も新たに追加。また結婚できる領主が2名追加されるほか、まだ発表されていない追加要素も存在するとのこと。正式リリース日まで段階的に新要素が発表される予定とのことで、今後の展開も注目されるところだ。
『Fabledom』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに、5月13日に正式リリース予定だ。またNintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けにも2024年内に配信予定。