中世オープンワールドARPG『キングダムカム・デリバランス2』発表。広大リアル世界で誇り高くorズルく生きるも自由、ただし生き様は人々の記憶に残る

PLAIONは4月19日、『キングダムカム・デリバランス2(Kingdom Come: Deliverance II)』を発表した。一人称視点のオープンワールドアクションRPGだ。

パブリッシャーのPLAIONは4月19日、『キングダムカム・デリバランス2Kingdom Come: Deliverance II』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで、2024年内に発売予定だ。


『キングダムカム・デリバランス2』は一人称視点のオープンワールドアクションRPGだ。舞台となるのは15世紀初頭のボヘミア王国。チャールズ4世の統治の下、繁栄していたボヘミアだったが、チャールズの死をきっかけに国は混乱に陥る。跡を継いだベンツェスラウスは怠惰で評判が悪く、彼は弟であるハンガリー王・シギスムントに幽閉されてしまう。そうしてボヘミアは、シギスムントの兵士や盗賊らが荒らしまわる騒乱の地と化している。

本作の主人公は、前作から引き続きヘンリーが務める。ヘンリーはとある村の鍛冶屋の息子である。ボヘミア王国の田舎で平和に暮らしていたヘンリーだったが、ある日シギスムント直属の傭兵部隊に村が略奪され、両親が殺されてしまう。前作『キングダムカム・デリバランス』では、そうして故郷と家族を失ったヘンリーが騎士見習いとなり、シギスムントへの復讐を誓いつつ、盗賊と戦うなど任務を果たして生き抜いていく話が描かれた。


本作ではヘンリーは、ボヘミアの大都市クッテンバークを訪れることになるという。クッテンバークは首都プラハに次いで繁栄している王国第二の都市だ。街の中心には銀鉱が存在し、鉱山を囲むように城壁が築かれている。ボヘミアの田舎を舞台としていた前作とは異なり、栄えている街並みが描かれるとのこと。ストーリーも地方の下級貴族が中心だった前作から変化して、王や上級貴族などが登場。宮廷での政治を巡る話が描かれるそうだ。

またフィールドマップの広さは前作の2倍となっているとのこと。現代ではボヘミアン・パラダイスと呼ばれている、自然豊かな地域も舞台となるそうだ。“暗黒時代”と呼ばれることもある中世のイメージを刷新するような、色鮮やかで美しい世界が描かれるという。秘密に満ちた探索しがいのある世界が用意されるとのことだ。


主人公のヘンリーは独自の人格をもつ存在だが、まだ若く性格が固まりきっていないため、プレイヤーは好きな方向にヘンリーを成長させていくことができるという。イベントでの選択やスキルの成長などにより、誇り高く剣術に長けた騎士や、口先を頼りに生きる小悪党などを演じられるとのこと。また人々はヘンリーの行動を記憶するという。街中で酔っぱらって裸になったり犯罪を働いたりすると、後日会ったときの反応などが変わってくるそうだ。

そのほか戦闘では、史実に基づいたリアルで命がけの戦いが描かれるという。前作から引き続き剣やメイス、弓といった武器が登場するほか、新たにクロスボウや初期の銃器などが登場するようだ。また鍛冶システムが導入され、いちから自分の剣を作ることもできる様子。また乗馬や読書、錬金術といった要素も前作から引き続き登場するようだ。全体として、没入感を重視したゲームプレイが展開されるとのこと。前作からの要素を引き継ぎつつ、よりスケールアップした世界での冒険が楽しめそうだ。


本作を手がけるWarhorse Studiosはチェコ・プラハに拠点を置くゲームスタジオだ。2011年に設立され、スタジオ初の作品として『キングダムカム・デリバランス』を2018年にリリースしている。同作は史実に基づく世界観や、没入感の演出のためあえて不便さを盛り込んだシステムなどが評価された。2024年2月に同作の累計売上が600万本を突破したことが開発元より報告され、また3月にはNintendo Switch版が配信開始されている。広く人気を博した前作の発売から6年を経て、今回ついに続編が発表されたかたちである。

『キングダムカム・デリバランス2(Kingdom Come: Deliverance II)』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに、2024年内に配信予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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