サイバーパンク探偵アドベンチャー『There is NO PLAN B』Steam上でお披露目、日本語対応へ。「家から出られない探偵」が未来技術で依頼受注から犯人逮捕までこなす

韓国のインディーゲームスタジオSUPERWAVE Studioは4月17日、『There is NO PLAN B』のSteamストアページを公開した。

韓国のインディーゲームスタジオSUPERWAVE Studioは4月17日、『There is NO PLAN B』のSteamストアページを公開した。同ストアページによると、本作は日本語字幕に対応予定。デモ版の日本語翻訳が準備中であるそうだ。

『There is NO PLAN B』は、私立探偵がメガコープの支配する街で事件を調査する、探偵モノのナラティブ・アドベンチャーゲームである。本作の舞台はサイバーパンクの世界。2070年のSoul Cityは、メガコープTrinity Incが支配していた。主人公Bは、インドア派の私立探偵である。本作でBは、ある不幸な事件をきっかけに、Soul Cityの警察SCPDの下請けとして働くことになる。依頼人にあって事件現場を調べ、自ら犯人を逮捕していく。サイバーパンクな世界での事件と調査が描かれる。


私立探偵のBはとある事情により家から出れられないという。そのため、代理となるAIロボなど未来の技術を使って現場を調査し、犯人が残した痕跡を見つけ出す。公開されているスクリーンショットを見る限りでは、本作では現場の調査中にいくつかのフィルターが使用できるようだ。たとえば足跡フィルターを使用すると、現場に残された足跡が画面に現れる。Bはそうしたフィルターも駆使して、現場から犯人の痕跡を探すのだろう。犯人を発見したあとは、会話で情報を引き出し、緊急逮捕システムによって決着をつける。本作では現場の分析から犯人の逮捕まで、一連の事件調査が繰り広げられるようだ。

また本作では、個性的な協力者たちが証拠の分析を手伝ってくれるという。食事の際には、登場人物の招待が可能。キャラクターとの交流も描かれるのだろう。サイバーパンクなSoul Cityや事件現場などは3Dで表現されているほか、キャラクターには動く2Dグラフィックを採用。2Dと3Dを組み合わせたグラフィックも本作の特徴となっている。


本作を手がけているのは、韓国のインディーゲームスタジオSUPERWAVE Studioだ。過去作としては、ADV『The Island: Into The Mist(アイランド~霧の中で~)』を2019年にリリースしている。本作『There is NO PLAN B』は、そんなSUPERWAVE Studioによる新作となる。公式サイト内の情報によると、本作は5人程度のチームで開発中。プレイヤーの行動や推理によって展開が変化するシステムや、絆による登場人物とのイベントなども予定されているという。プレイ時間は12時間から20時間程度。Steamでのリリース後、コンソールへのリリースも目標とされている。

また本作では、コンポーザーのKARUT氏がBGMを担当。『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』で一部BGMを手がける同氏の楽曲が、事件の捜査を彩ってくれるわけだ。

『There is NO PLAN B』は、まずはPC(Steamなど)向けに開発中だ。ストアページによると、日本語字幕に対応予定。海外向けにはデモ版が公開中であり、日本語字幕に対応したデモ版も準備中とされている。また海外向けにはクラウドファンディングが実施中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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