Nintendo Switch『いっき団結』『SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション』本日同時発売。サンソフト作品がどどんとSwitch向けに登場
サンソフト(サン電子株式会社)は4月18日、Nintendo Switch向けに『いっき団結』および『SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション』を発売した。また『いっき団結』については、4月29日まで定価の20%オフで購入できるセールがPC(Steam)/Nintendo Switchにて実施されている。
『いっき団結』は1985年にアーケードで稼働し、後にファミコンなどにも移植された『いっき』をベースに、協力プレイ対応ローグライクアクションゲームとして蘇らせた作品だ。本作はシングルプレイまたは最大16人でのオンライン協力プレイに対応。イナゴの大発生で危機に瀕した村の百姓として、それでも年貢を取り立てる役人たちを倒しつつ、打倒悪代官を目指す。
『いっき団結』は2023年2月にSteam向けにリリース。本稿執筆時点でSteamユーザーレビューでは640件中76%が好評とする「やや好評」ステータスを得ている。リリース後には「シングルプレイの難易度が高すぎる」といった課題点も指摘された一方、「協力プレイで難所を突破する楽しさ」「大勢が入り乱れる戦闘」など16人でのマルチプレイ体験へは好意的な評価が中心。またアップデートにより、上述のような課題点への調整・改善が実施されてきた。
今回のNintendo Switch版は、そうしたSteam版でのアップデートを経てリリースされるかたちだ。Nintendo Switch版発売に際しては、Steam版にてクロスプラットフォームプレイに対応するアップデートが実施。同アップデートにて、新たなボスも登場している。また5月中旬に次回のアップデートが予定されているそうだ。
一方の『SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション』は、1980年代にサンソフトがリリースした横スクロールアクションゲームの『マドゥーラの翼』『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』、アドベンチャーゲームの『リップルアイランド』の3本を収録したゲームだ。
『SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション』ではセーブ機能や巻き戻し機能が実装。突破困難な箇所に何度も挑戦できるようになり、遊びやすくなったといえるだろう。加えてギャラリーモードも存在。収録された3作について、当時のイラスト原画や企画書、未公開イラストなど、サンソフト内に残っているものを余すことなく収録しているという。
そんな両作が本日Nintendo Switch向けに発売された。『いっき団結』のNintendo Switch版については、昨年9月に放送された「SUNSOFT is back! 3」にて発売が発表されていた。発表当初は2023年度内の発売とされていたが、それがややずれ込み、『SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション』との同時発売となったかたちだ。
『SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション』については、「サンソフト復活プロジェクト」として、1980年代リリースのタイトルを現行コンシューマ機に復活させるというクラウドファンディング企画をおこなっていた。結果としては目標金額600万円のところを、840人の支援者から3倍以上となる約2125万円を集め達成。今回の販売となった。
なおサンソフトは今回のクラウドファンディング企画の達成について、ユーザーの支援に感謝を述べている。加えて、これからもさまざまな復活企画を計画していくとのこと。今後の続報にも期待したいところだ。
『いっき団結』はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに販売中。なお4月29日まで、Steam版は定価1480円の20%オフとなる1184円、Nintendo Switch版は定価2420円の20%オフとなる1936円で購入可能だ(いずれも税込)。また『SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション』もPC(Steam)/Nintendo Switch向けに販売中だ。