『8番出口』PC版の売上50万本突破。無限に続く地下通路は、売上でも大盛況
弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMおよびコタケクリエイトは4月17日、『8番出口』の売上50万本突破を報告した。PC(Steam)版での売上本数50万本達成となる。本作では4月17日よりNintendo Switch版が配信中となっているが、Nintendo Switch版の発表にあわせて明かされている。
『8番出口』は、無限に続く地下空間から脱出を目指す、短編ウォーキングシミュレーターだ。本作でプレイヤーは、無限に続く地下通路に閉じ込められている。地下通路は、何の変哲もない都市の一部のように見える。しかし地下空間はループしており、闇雲に進んでも出口は見当たらない。
そこで本作では、地下通路内に掲示されたいくつかのルールに従って、脱出を試みる。「異変を見逃さないこと」。「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」。「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」。「8番出口から外に出ること」。異変を探しながら8番出口を目指すことで、無限ループから脱出するわけだ。異様な地下空間へ迷い込んでしまう体験が繰り広げられている。
本作は、2023年11月にPC(Steam)向けにリリースされた作品だ。コタケノトケケ氏によるコタケクリエイト(KOTAKE CREATE)が制作。開発にあたっては、間違い探しホラーゲーム『I’m on Observation Duty』やリミナルスペースなどの影響を受けているという。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で5511件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。日本語のユーザーレビューではゲーマーだけに留まらず、子供といっしょに遊んだというレビューも散見される。
またSteam Scoutのレビュー分析結果では英語が44.3%、日本語が16.6%、簡体字中国語が11.7%、韓国語が6.8%、ロシア語が4.8%と続いている。日本語圏だけでなく、アジアや英語圏でも多数のプレイヤーを獲得しているのだろう。
Nintendo Switch版の発売にあわせて、そんな本作の売上50万本突破が明かされた。本作は発売前から注目を集めており、発売からわずか1日での売上3万本突破が報告されていた。その後、国内ではゲーム実況や二次創作が盛況。「8番ライク」と呼ばれる、本作のゲームプレイに影響を受けた作品も多数登場し、ムーブメントを作り上げている。大きな盛り上がりを見せる一方、売上本数の報告は途絶えていたが、発売から約5か月の間に売上も50万本まで積み上げていたようだ。なお今回明かされた売上50万本は、PC版での売上となる。Nintendo Switch版の発売を受けて、さらに多くのプレイヤーが無限に続く地下空間を訪れることだろう。
『8番出口』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに、税込470円で配信中。また本作関連では、続編『8番のりば』がPC(Steam)向けに開発中となっている。