『8番出口』Nintendo Switch版サプライズ発表、いきなり配信開始。地下通路の異変探しをSwitchでも遊べる

PLAYISMは4月17日、『8番出口』Nintendo Switch版を配信開始した。価格は税込470円。

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMは4月17日、『8番出口』Nintendo Switch版を配信開始した。価格は税込470円。発表に合わせてトレイラーが公開されている。

 


『8番出口』は、無限に続く地下空間からの脱出を目指す、短編ウォーキングシミュレーターだ。本作の主人公は、無限に続く地下通路へ閉じ込められている。地下通路は、一見通常の地下空間のように感じられる。しかし通路を進んでも、出口や改札口には繋がっていない。数枚のポスターや通行人のおじさんが存在する、ほとんど同じ空間が連続している。主人公は、無限ループする奇妙な地下空間へ閉じ込められているのだ。

掲示された案内によると、地下通路はいくつかのルールが支配しているようだ。「異変を見逃さないこと」。「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」。「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」。「8番出口から外に出ること」。異変を探しながら8番出口からの脱出を目指す、異様な地下空間での体験が描かれる。


本作はコタケノトケケ氏によるコタケクリエイト(KOTAKE CREATE)が開発し、2023年11月にPC(Steam)向けにリリースされた作品だ。間違い探しホラー『I’m on Observation Duty』やリミナルスペースなどの影響を受けて開発されたという。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で5510件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。日本語のレビューでは、子どもと一緒に遊んだという報告も見られるなど、ゲーマーだけにとどまらず幅広い層から受け入れられている。

また本作は発売前から注目を集めていたが、発売後にはわずか1日で売上3万本を突破。プレスリリースによると、全世界50万ダウンロードを達成している。売上だけに留まらず、本作のシンプルなルールや特徴的なゲームプレイに影響を受けた「8番ライク」と呼ばれる作品が多数登場。ゲーム実況や二次創作も盛んにおこなわれるなど、ちょっとしたムーブメントも作り上げてきた。

今回のNintendo Switch版『8番出口』では、これまでPCだけでプレイできた『8番出口』が、コンソールでもプレイ可能になるわけだ。公開された画像を見る限りでは、Nintendo Switch版では多少テクスチャなどが粗く見えるものの、無限に続く地下空間での異変探しを雰囲気そのままに体験できるようだ。


『8番出口』Nintendo Switch版は、ニンテンドーeショップにて470円で配信中だ。また『8番出口』関連では、続編『8番のりば』がPC(Steam)向けに開発中となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

Articles: 2551