『スプラトゥーン3』明日のアプデで“テイオウアサリ”にメスが入る。スーパージャンプと組み合わせた“カウント進行を止めるのが困難”な問題を軽減するため
任天堂は4月17日、『スプラトゥーン3』の更新データVer. 7.2.0の内容を公開した。同アップデートは4月18日午前10時に配信予定。アップデートにはブキの変更やステージの地形変更などのほか、スペシャルウェポン「テイオウイカ」を用いたガチアサリでの戦法にテコ入れがされている。
「テイオウイカ」とは、プレイヤーが巨大なイカやタコに一定時間変身するスペシャルウェポンだ。ローリングする攻撃や突進攻撃などで敵を倒すことが可能。加えて変身時は、ノックバックこそ発生するものの攻撃を無効化することができる。この「テイオウイカ」の無敵状態を利用したのが“テイオウアサリ”戦法だ。
ルール「ガチアサリ」ではマップ上に存在するゴールに向けてアサリを投げ込むことでカウントが進行する。現バージョンまでは、テイオウイカに変身中の味方に対しても直接スーパージャンプすることができた。そのためゴール下に無理やりテイオウイカで突っ込み、そこにガチアサリを作成した味方がスーパージャンプし、アサリをゴールさせることが可能となっている。
そうした戦法に今回調整が入れられたかたち。Ver7.2.0では、テイオウイカ発動中の味方にスーパージャンプする際に、発動開始時点の場所にジャンプするようになった。そのため、今後はテイオウイカの後ろをイカダッシュなどでついていく必要があるだろう。一方で、他のルールにおいては、テイオウイカが相手の前線を抑えつつ、味方が安全に復帰するような使い方が主流となっていくのかもしれない。パッチノートによると、調整意図は「特定のルールで、味方のスーパージャンプと組み合わせたとき、相手プレイヤーから見てカウント進行を止めることがとても難しく感じられる問題を軽減するため」とされている。
またステージ「マテガイ放水路」について、拡張工事および設備点検と称してステージの改修がおこなわれる。本作公式の投稿した画像を確認する限りでは、自陣の左側に大きなスペースが確保されていたり、ステージの中央にオブジェクトが追加されたりするようだ。押し込められた際の打開が以前より容易になるかもしれない。また高台を占拠した長射程ブキに対しても、対処が楽になる可能性もある。
そのほか調整内容としては、ボールドマーカーやプライムシューター、フィンセントなどに強化が加えられている。なかでもプライムシューターは最大ダメージが42.0から45.0に増加することもあり、インクを踏んだりなどしてダメージを受けた敵を2発で仕留められる状況も増えるだろう。プライムシューターの変更などを含め、全体的にブキの個性をより活かせるような調整となりそうだ。
性能の変更によって、これまであまり用いられてこなかったブキやスペシャルが活躍できるかどうかも気になるところだ。またほかにもスペシャルポイントの増減や、ブキなどに変更が加えられている。詳細については公式パッチノートを参照されたい。
『スプラトゥーン3』はNintendo Switch向けに発売中。更新データVer. 7.2.0は4月18日午前10時に配信予定だ。