かわいくて不穏な魔法少女RPG『魔法少女パラノイド』Steamにて2025年リリースへ。引っ込み思案な魔法少女がバグと戦い、人々から悪を取り除く
個人サークル・みぞれのみせは4月16日、『魔法少女パラノイド』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けにリリース予定。ストアページ上では、リリースは2025年となっている。
『魔法少女パラノイド』は、引きこもり気味の少女が魔法少女になってバグと戦う、可愛くて不穏な魔法少女RPGである。本作の舞台では、夜になると謎の怪物「バグ」が現れるという噂が流れていた。本作の主人公・夢宮めるは、引きこもり気味の高校2年生の少女だ。17歳の彼女は引っ込み思案ではあるものの、やる時はやる真っ直ぐな性格をもっていた。本作ではそんな夢宮めるが、ある日魔法使いのミュリィに助けられて、魔法少女になる。魔法少女になっためるは、人々の心を悪に変えるバグと戦い、悪と対峙していく。
主人公の夢宮めるは、ゆめかわな包丁風のマジカルステッキを使って魔法少女へ変身。悪に染まった人間の心の中で、バグと戦う。うさぎのぬいぐるみのような姿をしたミュリィによると、バグは人の心を悪に変化させる。人間が完全に悪に染まると、大変なことになってしまうという。夢宮めるは、バグに乗っ取られた人間の心の中へ入り、バグを取り除くことで彼らを元に戻すようだ。ジャンルとしては、2D探索アドベンチャー寄りのRPGとされている。動画やスクリーンショットを見る限りでは、バトルシーンも存在。ストーリーとバトルによって、魔法少女のバグとの戦いが描かれるのだろう。
なおストアページ内には、パラノイアに関する解説が記載。パラノイアとは、現実には起きていないことを起きていると思い込む精神障害とされている。パステルカラーのゆめかわなグラフィックやグリッチ表現に彩られた本作の世界には、何か不穏な展開が待ち受けているのかもしれない。
本作を手がけているのは、水菓子みぞれ氏による個人サークル・みぞれのみせだ。過去作としては、『アンティーク・ワンダーランド』や『神をもすら裁けない』など数作品をフリーゲームとして公開している。X(旧Twitter)のプロフィール欄によると、同氏は可愛くて不穏なゲームを作っており、本作でもその作風が展開されているようだ。
本作『魔法少女パラノイド』においては、2022年に体験版が公開されていた。2024年の制作再開後は、制作ツールを「RPGツクールMZ」へ変更。今回Steamのストアページが公開されたかたちだ。なお本作は5月3日に東京・浜松町で開催されるイベント「東京ゲームダンジョン5」へ出展予定。会場では試遊版やグッズなどが用意されているそうだ。
『魔法少女パラノイド』は、PC(Steam)向けに開発中だ。