Blizzard Entertainmentは4月16日、『オーバーウォッチ2』シーズン10「ベンチャー・フォース」のパッチノートを公式フォーラム上で公開した。4月17日開幕予定のシーズン10では、新ヒーロー「ベンチャー」の登場などが予定されている。
『オーバーウォッチ2』シーズン10「ベンチャー・フォース」ではまず新ヒーロー「ベンチャー」が登場。ベンチャーはドリルと銃の双方に変形する武器をもって戦う、ダメージロールのヒーロー。地中に潜るアビリティや、ドリルで前方にダッシュするアビリティなど、高い機動力が特徴となっている(関連記事)。ベンチャーは先行体験として3月29日から3月31日までゲーム内で使用できていたが、シーズン10からは正式に参戦するかたちだ。
そして昨年のBlizzCon 2023にて公開されていた新モード「クラッシュ」のトライアルも登場。クラッシュは5つのポイントの確保を巡ったルール。ゲーム開始時はステージの中央の目標のみ占領可能となっており、それを確保することで次の目標が占領可能となる。占領に成功し5ポイント獲得するか、一番敵陣に近い目標を占領すると勝利。「コントロール」のようなルールではあるが、複数回の占領が必要なうえ、ポイントの位置が変化していく。一度流れに乗られても、十分に挽回のチャンスがある、一進一退の戦いが楽しめそうだ。トライアルは4月30日までの期間限定となっている。
ヒーローの調整としては、一部のタンクヒーローが強化された。たとえばジャンカークイーンの斧を振るアビリティ「カーネイジ」が当たった際のダメージが90から105に上昇。継続ダメージとあわせると145ダメージとなり、低体力のヒーローであれば、場合によってはこのスキルのみで倒せてしまう状況もありうるだろう。またラインハルトでは、「アース・シャター」のノックダウン時間が0.25秒増加。その範囲も20メートルから25メートルまで延長され、アルティメットの脅威が増したといえる。
一方で、ベンチャーやトレーサー、ソンブラなどが弱体化された。ベンチャーは「ドリルダッシュ」や近接攻撃「クラバー」などの瞬間ダメージが減少。代わりに時間経過のダメージが増加したため、敵をいかに追うかといった立ち位置の重要性を増すような調整とのことだ。
またトレーサーは「リコール」のクールダウンが1秒増加。「パルス・ボム」の発射体サイズが縮小。敵にくっつけるにはより精密なエイムが求められることになった。加えてソンブラの「ウイルス」の合計継続ダメージが減少しており、主に遊撃の際に強力なツールがマイルドにされたかたちだ。
そのほかサポートではモイラの「バイオティック・グラスプ」の秒間ダメージが減少したり、ライフウィーバーのヒール量が全体的に向上したりしている。ほかヒーロー調整以外にも、新マップ「HANAOKA」が登場するなど、新たな要素や調整がてんこ盛りだ。詳細はパッチノートを確認されたい。
『オーバーウォッチ2』シーズン10は4月17日に開幕予定だ。