中世傭兵RPG『Wartales』にてやたら本格的な“酒場経営シムDLC”4月18日配信へ。過酷な世界からガラリと変わり、賑やか酒場運営


デベロッパーのShiro Gamesは4月11日、『Wartales』の第二弾DLC「The Tavern Opens!」を現地時間4月18日にリリースすると発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|S。

『Wartales』は中世ヨーロッパ風の世界が舞台の見下ろし型オープンワールドRPGだ。かつて存在していたエドラン帝国が疫病で崩壊して100年が経ち、名誉など意味をもたない過酷で危険な時代。プレイヤーはそんな世界で成り上がりを目指すひとりの人間として傭兵団を運営。傭兵を集めて各地を巡り、富を築いて自分だけの部隊を作り上げる。

本作は2023年4月12日のリリースから約1か月で売上本数が60万本を突破。(関連記事)。また本稿執筆時点でSteamユーザーレビューでは2万1630 件中91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど好調な滑り出しを見せている。今回リリースされる「The Tavern Opens!」はそんな本作の二番目のDLCとなる。


本DLCのテーマはなんと酒場。血なまぐさい本編とはうってかわって、“酒場の経営者”として中世の酒場を運営していく要素が新たに追加されるそうだ。従業員は新たに雇い入れてもよいが、傭兵団の団員を酒場の店員に転職させることも可能とのこと。また店舗を改装したり、商品の価格やメニューを変えたりして常連客のニーズを満たすことで、傭兵団の名声にも影響。特別なイベントが発生するようになるとのことだ。競合店にスパイを送り、企業秘密を盗むこともできるという。公式紹介を見る限りは、かなり作り込まれた経営シム要素が用意されそうだ。

『Wartales』は本編の特徴として、見下ろし視点を採用したターン性の戦略的な戦闘のほかに、傭兵団をマネジメントする要素も存在した。荒廃した過酷な時代を生き抜くため、定期的にリソースを管理し、給料を支払ったりして傭兵団を経営していかなくてはならないわけだ。本DLCの要素もそういったリソースマネジメントの延長線上にあり、本編の開発ノウハウが活かされたのかもしれない。それにしてもやけに本格的である。


ちなみに公開されているスクリーンショットでは、酒場にゆらめく焚火の光、カウンターにたむろする常連客、リュートを奏でる吟遊詩人の姿も確認できる。薄明りもあいまって、中世ファンタジー酒場の雰囲気はばっちり表現されていそうだ。戦闘が主体の本編の息抜きとしてもぴったりなコンテンツとなるかもしれない。

なお、Steamでの本作公式ニュースでは先月3月22日にロードマップが公開されていた。4月18日に発売となる新たなDLCのほかには、マップの追加を含む長期的なアップデートが今後も予定されているそうだ。

『Wartales』は現在PC(Steam/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|Sで発売中。DLC「The Tavern Opens!」は4月18日配信予定だ。