『真・女神転生Ⅴ Vengeance』では仲魔や“アオガミ”と仲良くできる新要素「悪魔の裏庭」登場。お話したり、じっくり眺めたりできる

 

アトラスは4月11日、『真・女神転生Ⅴ Vengeance』の公式サイトを更新し、新情報を公開した。このなかで明かされた新要素「悪魔の裏庭」に注目が集まっている。仲魔や「アオガミ」と交流したり、じっくり眺めたりできる場になるという。


『真・女神転生Ⅴ Vengeance』は、RPG『真・女神転生V』の決定版となるタイトルだ。対応プラットフォームとして、無印版が発売されたNintendo Switchに加え、PC(Steam/Windows)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けにも発売される。

本作の主人公は、都内に住む高校三年生。全寮制の縄印学園に通う彼は、ある日トンネルの崩落事故に巻き込まれ、荒廃し砂漠と化した東京「ダアト」にて目を覚ます。主人公は突如目の前に現れた謎の男「アオガミ」によって、禁忌の存在ナホビノへと変貌。主人公はナホビノの力を使い、ダアトで繰り広げられる神と悪魔たちの戦いに身を投じることとなる。

『真・女神転生Ⅴ Vengeance』では『真・女神転生V』で語られたストーリーを「創世の女神篇」として、新たなストーリーライン「復讐の女神篇」が追加。プレイヤーの選択によって物語の中盤以降が大きく分岐し、まったく異なる結末が待ち受けるという。新たな悪魔やダンジョンなどの新要素が盛り込まれるほか、バトルの改善なども施される。


今回『真・女神転生Ⅴ Vengeance』の公式サイトにて、4月5日にPV02にて披露されていた要素の詳細を含む新情報が公開。本バージョンにて新登場するキャラクターや「ダアト:新宿区」などが改めてお披露目となった。このなかで新システム「悪魔の裏庭」の詳細が明かされ、ユーザーコミュニティからの注目も集まっている。

悪魔の裏庭には、ダアトにおけるセーブポイント/ファストトラベル地点となる龍穴からアクセス可能。主人公の仲魔たちが姿を現して集まっており、会話をしたり貢ぎ物を渡したりして交流を楽しめるという。ゲームの攻略に応じて特別な会話が発生することもあるといい、アイテムを貰ったり仲魔のステータスが強化されたりといった見返りもあるそうだ。

また悪魔の裏庭では、仲魔だけでなくアオガミとの会話も可能。姿の見える状態のアオガミと交流できるようだ。アオガミとは、ナホビノとしての神格が上がり能力が強化される会話が発生することもあるといい、攻略にも役立つ要素となりそうだ。


ほか、悪魔の裏庭ではフリーカメラ機能で仲魔の姿を鑑賞することも可能。戦闘時と違ってリラックスした悪魔の姿を眺めたり、スクリーンショットしたりする際にぴったりの要素となるだろう。

本作には新たな悪魔のほか、『真・女神転生』シリーズで登場してきたさまざまな悪魔が新たな3Dモデルとして登場する。悪魔の裏庭はそうした悪魔たちをいろいろなシチュエーションで撮影できる要素になるとみられ、シリーズファンはさっそく“撮影会”に向けた意欲を高めている様子だ。

さらに悪魔の裏庭では先述のとおり、アオガミとの会話も可能。アオガミといえば、先述したように主人公とはゲーム冒頭から冒険を共にする存在。『真・女神転生V』でも節々で会話が繰り広げられたものの、ダアトでは主人公と融合しているため声のみでの交流が主体となっていた。

そんなアオガミの姿を見つつ交流できる悪魔の裏庭の登場に、さっそく想いを巡らせるファンも多く見られる。ほかの悪魔と同じく“貢ぎ物”をあげたいといった反応もあるようだ。『真・女神転生V』におけるアオガミは主人公に非常に友好的かつ肯定してくれる存在であり、こちら側からも仲良くしたいと思っていたユーザーも多かったのかもしれない。アオガミにも貢ぎ物を送れるかどうかは不明ながら、少なくとも新たな交流の場としてアオガミファンには嬉しい要素となりそうだ。


更新された公式サイトではこのほかダアトの探索要素として、各地に点在するという“アオガミの骸”なる存在が紹介されている。調べるとアオガミの写せ身を入手できるそうだが、それはそれとしてなぜ骸が点在しているのかも気にかかる。仲良くできる機会が増える悪魔の裏庭登場の傍らで、アオガミが心配になる不穏要素が用意される点も注目されている様子だ。『真・女神転生Ⅴ Vengeance』では、変化を見せるというストーリーも気になるところだろう。

真・女神転生Ⅴ Vengeance』はPC(Steam/Windows)およびNintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに、6月14日発売予定だ。