古式ゆかしい“最新”宇宙船シム『サイドリアルワンダラー』Steamにて4月23日発売へ。70年代宇宙船ゲームオマージュ+現代的要素の宇宙戦略ゲーム

わくわくゲームズは4月5日、『Sidereal Wanderer(サイドリアルワンダラー)』を4月23日発売予定と告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込800円。

わくわくゲームズは4月5日、『Sidereal Wanderer(サイドリアルワンダラー)』を4月23日発売予定と告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込800円。発売にあわせてローンチセールも予定されている。


『Sidereal Wanderer』は、宇宙船の船長となって銀河に散らばる反乱軍を鎮圧していく、宇宙船シミュレーションゲームである。本作の舞台は、人類が宇宙へと進出した世界だ。ある時デルタ宇宙域にて、駐在宇宙軍が独立を宣言し、地球連合との独立戦争が発生する。事態に対し、地球連合は新造の小型戦艦1隻を派遣。同艦に、物資/人材の現地調達を前提とした、全面解決を命じる。本作でプレイヤーは、地球連合の新造小型戦艦の船長として、デルタ宇宙域へ出発。宇宙域に存在するすべての敵基地と敵船を粉砕し、駐在宇宙軍が独立を阻止することとなる。宇宙域での孤独な戦いが描かれる。


地球連合の新造小型戦艦は、対象宇宙空間に存在するすべての敵基地および敵船の破壊を目指す。本作では宇宙空間が8×8のクオドラント(エリア)に分割されており、各クオドラント内に8×8のセクターが存在する。プレイヤーはターンごとにコマンドを実行。宇宙空間を移動し、粒子砲や魚雷によって敵を撃退していく。本作では各コマンドの使用時に、エネルギーや乗組員の体力を消費する。船のエネルギーや船長の体力が尽きるとゲームオーバーになってしまうため、味方基地での補給が重要になるようだ。新造小型戦艦には、最大6名の乗組員が搭乗可能。船長候補は6人存在しており、ゲーム開始時に乗組員の人数および人員も含めてランダムに決定される。古式ゆかしいゲームスタイルでの、困難な戦いが待ち受けているのだろう。


本作を手がけているのは、元インド料理コックで業務アプリSEだという国内の開発者Kuroda Ryoだ。過去作としては、王朝の復興を目指して戦うSRPG『Star Forge Tactics』を2021年にPC向けとしてリリースしている。

本作『Sidereal Wanderer』は、同氏のポストでは『スタートレック』ゲームライクとも称されており、1970年代に流行した作品をオマージュしているそうだ。ストアページによると単なるオマージュではなく、乗組員や一騎打ち、チュートリアルといった現代的な要素を導入。2020年代の最新の宇宙船シミュレーションゲームと謳われている。古式ゆかしいゲームスタイルに新しい要素を取り入れた、最新のゲームプレイに期待したい。なおSteamのストアページ上では、本作のマニュアルが公開中となっている。

『Sidereal Wanderer』は、PC(Steam)向けに4月23日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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