国産デッキ構築型ローグライク『ダンジョンアーティファクト』4月3日早期アクセス配信開始へ。ド派手ぶっ壊れカードとコンボで敵を圧倒


国内の同人ゲーム製作サークルExertionGameは4月2日、『ダンジョンアーティファクト』を4月3日18時にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、早期アクセスでの配信となる。本作では3月末にリリース予定とされてきたが、リリース日時が固まったようだ。


『ダンジョンアーティファクト』は、カードを使ってフィールド上で戦い、デッキを構築しながらダンジョンを攻略する、デッキ構築型ローグライクカードゲームである。本作の舞台は、現在の技術では説明できない力をもつアーティファクトが存在する世界だ。メインキャラクターのリディアとスミルナは、アーティファクトを回収するため作戦を遂行。探索を進める中で、ダンジョンの秘密にも迫っていく。カードを使った敵のオートマタやボスとの戦いが描かれるようだ。


リディアとスミルナの戦いは、カードを使って表現される。本作では構築したデッキを用いて、四角いマスで構成されたフィールド上で戦いを繰り広げていく。カードには、発動に必要なマナや特殊能力が設定されている。たとえば2コマナのアクティブカード「ショット」では、前方2マスに7ダメージを発生させる。0コストのアーティファクトカード「ドッペルゲンガー」では、ターン中アクティブカードの使用可能数が3枚に制限される代わりに、アクティブカード使用時にカードのコビーが獲得できるという。本作では移動や攻撃、ドローや特殊なバフ効果など、さまざまな特殊能力をもつカードを用いて敵を撃退するのだ。


本作の登場カードは、大きく4種類のカテゴリーに分けられている。アクティブカードは即座に効果を発揮し、パーマネントカードは永続的な効果を所持。カウンターカードは相手のターン中も含めて好きなタイミングに発動可能であり、アーティファクトカードは持っていると常に効果を発揮するという。ゲームプレイ中は、カードの獲得と削除を繰り返して、デッキを強化。カード間のシナジーや組み合わせによるコンボなど、300種類以上存在するカードで強力なデッキを構築し、ダンジョンを攻略していく。

要素としては、本作には2人のプレイアブルキャラクターが登場する。リディアとスミルナにはそれぞれ特徴があり、獲得可能なカードも異なるため、キャラクターごとに異なるゲームプレイが待ち受けているようだ。


本作を手がけているExertionGameは、国内の同人ゲーム製作サークルだ。サークルの公式サイトによると、過去作としては『シロツメクサの夜』『エクスプローラー』といったゲームを制作。主にコミックマーケットの会場で制作物が頒布されてきた。

本作『ダンジョンアーティファクト』では、同サークルのいとこん氏が中心となって開発が進められてきたようだ。これまでコミックマーケットの会場にて頒布されていたが、4月3日よりSteamでの早期アクセス配信が開始となる。Steamのストアページによると、本作ではフィードバックを得るために早期アクセス配信を実施するという。早期アクセス配信の期間は半年ほどを予定しており、ゲームバランスの調整やストーリーのクオリティアップ、新難易度の追加といったアップデートが実施される見込みだ。

またいとこん氏のX(旧Twitter)アカウントでは、コミックマーケット103版からのアップデート内容が報告されている。早期アクセス配信版では、ストーリーが最後まで実装されており、プレイアブルキャラクターごとのストーリーが存在。ゲームプレイを通して新たなカードを解放する仕組みや、カードプレイ中のキャンセル機能なども追加されているという。なおセーブデータの構造が変更されているため、以前のバージョンからセーブデータが引き継げなくなるそうだ。


『ダンジョンアーティファクト』は、PC(Steam)にて4月3日18時に早期アクセス配信開始予定だ。