『FF7 リバース』浜口D&『オクトパストラベラー』浅野P、スクエニ執行役員へと出世を果たす
スクウェア・エニックスは4月1日、執行役員人事に関するお知らせを掲載した。新たに『ファイナルファンタジーVII』リメイクプロジェクトのディレクター浜口直樹氏や、“浅野チーム”を率いる浅野智也氏などが選任されている。
今回公開された執行役員人事においては、浜口直樹氏や浅野智也氏を含む18名が執行役員として選任されたことが伝えられた。浜口氏といえば、『ファイナルファンタジーVII』のリメイクプロジェクトにてディレクターを務める人物だ。リメイクプロジェクトは2015年に発表され、第1作『ファイナルファンタジーVIIリメイク』が2020年に発売。その後全三部作となることが決定され、今年2月に第2作『ファイナルファンタジーVII リバース』が発売を迎えた。
浜口氏はディレクターとして、プロデューサーの北瀬佳範氏と共にリメイクプロジェクトに携わってきた。第2作が発売を迎えたタイミングで、執行役員に昇進となったかたち。なお浜口氏は2003年に専門学校HALを卒業後、スクウェア・エニックスに入社。業界歴21年を迎える今年、執行役員への出世を果たしたかたちだ。また役員人事では、かねてより取締役などとあわせて執行役員を務めてきた北瀬氏も、今期も引き続き執行役員を担当することが確認できる。
また浜口氏と共に新たに執行役員に選任された浅野智也氏は、スクウェア・エニックス第二開発事業本部ディビジョン6、通称“浅野チーム”にてプロデューサーを務める人物だ。『オクトパストラベラー』や『トライアングルストラテジー』などを、それぞれアクワイアやアートディンクと共同開発で手がけてきたチームである。ピクセルアートに3DCGの画面効果を融合させたグラフィック技法「HD-2D」を採用するさまざまな作品を送り届けてきた。
特に『オクトパストラベラー』は国内外で高い評価を受けつつ根強い人気を誇っているシリーズだ。2018年7月発売の第1作『オクトパストラベラー』は、2022年2月時点で全世界累計出荷・DL販売本数300万本を記録。2023年2月発売の第2作『オクトパストラベラー2』は2023年6月時点で世界累計出荷数・DL販売本数の合計が100万本を突破していた。人気の同シリーズの開発を率いた手腕もあり、今回浅野氏も執行役員として抜擢されたかたちだろう。
このほか今回の執行役員人事の発表では、『ファイナルファンタジーXIV』や『ファイナルファンタジーXVI』のプロデューサーを務める吉田直樹氏、『ニーア』シリーズのプロデューサーを務める齊藤陽介氏などが昨年に引き続き名を連ねている。両氏は北瀬氏と同じく取締役も兼任しており、人気シリーズの開発にも携わる面々が経営陣の一角を担っているかたちだ。