協力プレイ対応・宇宙冒険FPS『Jump Ship』正式発表。宇宙船の操縦・管理から惑星探索、戦闘までシームレスに繋がるPvEバトル


デベロッパーのKeepsake Gamesは4月2日、FPS『Jump Ship』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびXboxで、配信時期は未定。早期アクセス配信を通じて開発が進められるようだ。


『Jump Ship』は、宇宙を舞台にしたPvE形式のFPSだ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。プレイヤーは宇宙船の乗組員となり、さまざまなミッションに挑む。本作では、宇宙船の操縦から船内の移動、惑星に降り立っての探索やバトルまでが、シームレスな体験として表現されることが特徴のひとつになるという。

本作は、ミッション形式のゲームプレイが採用。宇宙船内で、報酬や脅威レベルなどの情報を確認してミッションを選択し、目的地に向かうかたちとなるようだ。各ミッションには予想不可能な要素が盛り込まれ、プレイするごとに異なった体験ができるとのこと。

今回公開されたゲームプレイ映像の前半では、プレイヤーの宇宙船の進行を妨害するジャミング施設の無効化を目的としたミッションが紹介。パトロールする敵をセンサーで捕捉しやり過ごしたあと、施設に侵入し敵と戦っている。そして戦利品を宇宙船に持ち帰ろうとした際には、突然宇宙海賊が襲来。プレイヤーは宇宙船に乗り込み、甲板に出て応戦したり、宇宙船視点でドッグファイトをしたりして撃退している。また、船内で火災が発生し、皆で消火する様子も確認できる。

 


本作を一足早くプレイしたという海外メディアIGNのRyan McCaffrey氏は、本作は『Sea of Thieves』『Left 4 Dead』『FTL: Faster Than Light』を組み合わせたような作品であると表現。敵は非常に手強く、また『Left 4 Dead』のAI Directorのようなシステムにより、状況に応じて敵の数が自動的に調整されるという。プレイヤーの宇宙船に関しては、アップグレード・メンテナンス・修理といった要素が用意されるほか、航行中にはパワー出力の管理なども求められるとのこと。このほか、ミッションは短時間で終わるものから、複数のエピソードで展開される大規模なものまで、さまざまな種類が用意されるそうだ。

早期アクセス配信開始時点では、最大4人協力プレイを前提にしたゲームプレイのコア要素が完成した状態にある見込み。ソロプレイ向けのゲームバランスについては、追って調整されるそうだ。そして、3か月かそれ以上をかけてさらに開発を続け、ミッションやシナリオの追加およびゲーム体験の改善をおこなう計画とのことである。


本作を手がけるKeepsake Gamesは、スウェーデン・ストックホルムに拠点を置くインディースタジオ。『マインクラフト』の開発元Mojangの設立メンバーであるDaniel Kaplan氏がCEOを務めるほか、DICEやHazelightなどで活躍したベテラン開発者らが所属している。本作『Jump Ship』は、これまで「Hyperspace」というコードネームにて開発状況が伝えられ、このたび正式タイトルと共に披露された。

『Jump Ship』は、PC(Steam)およびXbox向けに開発中。早期アクセス配信の開始時期は未定だ。なお前出のIGNによると、両プラットフォームで同時にリリースする計画とのことである。